CSSビジュアルデザイン・メソッドー技術の体系化と要素のモジュール化によりデザインプロセスの効率化を実現する「CSSバリューデザイン」
境 祐司
久しぶりにweb制作の本で、驚いた。というか、感動するくらいのことが書いてある本だよ!
CSSでレイアウトを作るようになってからFloatをうまく使ってレイアウトを作るのが常識になっている。テーブルみたいにレイアウトを組むのではなくて、構成をより流動的にそして、効率的に作業できるようになってきた気がしている。でも、レイアウトによっては、微妙な位置関係を出すときに、少しやりにくい時もあった。所がこの本では、その感じた部分が解消する方法がズバリと書いている。
ちなみに、この本は、初心者向けには全く書かれていない。
CSSでwebのページを組んだことがない人には、全く意味のわからない本であると断言できる! でも、一度組んでみて、疑問点がいくつも貯まっている人には、
「あ!そうやるんだ!!」
と、合点行く所がいくつもでてくると思っている。
私が特に、なるほどなあ、とおもったのはposition:absolute;の使い方。普通はabsoluteを使うと、左端が開始点をとしてみるため、必ず左寄せのレイアウトにしか使えないものだと思っていた。
ところが、この本では、真ん中寄せデザインでabsoluteを使ってレイアウトの指示をして全く不都合がない。え!そんな書きかたで解消できるんだ!
また、真ん中寄せのCSSはてっきりtext alignで設定するのかなあといままで思っていたら、もっと簡単に記述している。
margin:0 auto;
これが利いてまん中寄せになっているみたい。本当にこれでいいのかなあ。これは自分でレイアウトを組んで練習してみるか。
もう、CSSをやっている人には、読めば「へー!!」となるに違いない。
CSSを使ってレイアウトを考える人は一読の価値はあると思いますよ。でも、宝探しをしてくように、この本に書かれているソースコードを読まないと回答は出てこないので、厄介な本でもあるな(笑)