SMOという顧客コミュニケーション手法 最新事例で見る次世代トラフィック誘導施策とは

 デジハリのネキサスアドバンスドセミナーに行って来ました。今回のテーマは、新しいサイトの誘導方法SMO[G]というキーワードで、サイトの顧客誘導にどのような方法を行なっているか。またサイトの顧客の動き方にどのような動きがあるのかと言う事中心に話を聞いてきています。

 セミナーの講師などの紹介はセミナーの概要ページを参考にして下さい。

 さて、セミナーでは、web2.0的な顧客の集めかたはどのような傾向になっているのか、という話しでした。今までのwebのつながりかたとはサーチエンジンやリンクからサイトのトップに行ってそこから順番にたどっていく、というのが主流でした。ですが最近は、RSSの情報やブログ、SNS等から直接その該当サイトが紹介され、表紙からサイトに行くのではなく、該当サイトに直接行ってしまう、そういう動きが出てきているとのこと。
 
 要するにweb2.0になってから顧客の動きがAIDMA[G]という既存の動きからAISASという動きに変ってきているようです。AIDMAは多分マーケティングでは有名な用語なのでグーグルに任せてAISAS[G]はもうちょいと詳しく。
 顧客の動きとして以下の流れて変ってきているようです。

  • Attention 注意
  • Interest 興味を示す
  • Search その内容を検索サイトを使って検証する
  • Action 検索で得たサイトの内容を実際に見ていく作業をする、そして購入する
  • Share そして実際に購入したり見たりする、その内容をブログやSNSに体験談を公開する

 このような形に変ってきている。なので、ユーザーのクチコミと言うのが、以前に比べて断然強くなってきてもいる訳だ。また、そのShareした内容がまたアクションをよび、またSHAREが生まれる。このShareが拡散していくことが今回のセミナーのキーワード「SMO(Social Media Optimaization)」となる訳だそうです。

 それではメーカー側、販売側でどのようなことが有効な手段となるだろうか。
 例えば、ブログに取り上げやすいネタを提供すると言うことがあるでしょうね。今回のセミナーではYouTubeを使ったプロモーション例も。
これはユニリーバのプロモーション。美に関するプロもですがちょっと衝撃的。

 この映像を見れば、なるほどねえと、人に知らせたくなると、うならされてしまいますなあ。ちなみにバイラルで100万人以上が見たそうですよ。

 あとはブログに書いてもらう。これでクチコミになると良いのですけど、こいつはやり過ぎて炎上する事例も多いですからねえ。それから、販促ツール的な物として、ブログツールや動画を掲載しましょうみたいな物が代表的でしょうか。

 それでは、メーカー、販売元としては、どのようなクチコミが、どこから発生したかと言うことは理解したい。それではどうやって見つけていくか。そこで使われるのが、テクノラティー。なるほど、そうやってブログ検索って、そういうときに使われるのね。
 あとは、はてなブックマークが非常に使えます。といっても私のサイトでは、見ている方がはてなブックマークあまりとってくれないようなので残念な限りですが(笑)

 これからはサイトとの作りも、単純に情報を提供するだけではなくて、どうやって人に紹介してもらうような仕掛けを作れるか、というのもweb製作者の重要なことかもしれませんね。

今回のセミナー、なかなか面白い視点で楽しかったです。まだ他にもセミナーは続く様子。また参加してみようと思っています。
http://www.dhw.co.jp/nas/index.php

 この模様は、デジハリのサイト内でも紹介があると思います。こちらのレポートも確認下さい。
http://www.dhw.co.jp/nas/info/2007/02/2.html


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