チェーザレ

チェーザレ 3ー破壊の創造者 (3) (KCデラックス)
惣領 冬実
4063722872
チェーザレ・ボルジア[G] のことをマンガ化した一冊。
この名前、世界史をやっていれば聞いたことはあるんだけど、どういう人かどうもイメージがわかない。
本屋でぱらぱらと見ていると、その絵が気に入って、一気に買ってしまった。
どうも、モーニングで不定期連載の作品の様子。いつ話の続きが出てくるかわからない、読者泣かせな一冊には違いない(笑)

チェーザレ・ボルジアの時代と言うのは、ちょうど大航海時代の1490年代から1510年ごろが中心になるかと。
ヨーロッパも激動の時代なので歴史背景も強烈な人材が多く出てくるだろう。
この本でも2巻にはレオナルド・ダヴィンチ[G]が登場してくる。
実際にボルジアとダヴィンチは親交があったと言う事が歴史的にも伝えられている。

また、この本ではオリジナルの世に疎いキャラクターの視点から語られているので、その時代の風景の伝承が話に無理なく描かれている。原作の妙が効いているとも言えるかな。

マンガとしては政治的にドロドロしている権力争い、そして陰謀が渦めく、なんとも魑魅魍魎がはびこりそうな話になっている。
でも、この作者の絵は少女マンガチックで、また、見ていてきれいなので、そのどろどろ感も一服と言えるでしょうねえ。

絵のタッチが知りたければ、作者、惣領冬実のホームページを見てもらうのが一番。少女マンガの絵だけども、その緻密な描写に驚いてしまった。
これは習慣で書くのは不可能だよなあ。

話は権力争いの参謀術が渦巻いている話。司馬遼太郎の関ヶ原の様に、ドロドロした政治の話が好きな人には、面白いと思いますよ。
彼の周囲も、親が教皇の争いをしているし、それがチェーザレに運命をかき乱している。
いやはや、やきもきする本で楽しいですよ。

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