孤独のグルメ

孤独のグルメ (扶桑社文庫)
久住 昌之 谷口 ジロー
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以前読んだ「食卓の情景」のように、なんとも骨太なうまいものを食べる本。

美食グルメとなると、「美味しんぼ」を思い出すが、この本は、職にまつわる余計な説明がなにもない。がつがつ食べる。そこがよりうまそうに感じてしまう。

出てくる食べ物も、何となく同じみな内容だ。
たとえば、池袋西武の屋上にある讃岐うどん。あそこ、美味しいよねえ。ちょっとぬるいけど、あの場所で腰のあるうどんが楽しめるのが非常に嬉しい。
そして、群馬の焼きまんじゅう。個人的には、アンコなしのシンプルのみその味を楽しめるのが、好きなんですけどね。そして、崎陽軒のシュウマイ。
知っているだけに、よだれが出てくる。

思い出だけではつまらない。この本の中にある、「豆かん」に、興味津々になってしまった。「豆かん」とは、豆と寒天ばかりの一品。実際に浅草にある、「うめ村」に行って食べてきました。

お店は本の通りに小さなお店。知らないと気づかないようなお店です。
さすがに本編にあるように、「煮込み雑煮をください」はいわなかったけど。お店に行き、「豆かん」くださいと。
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実際に出て来た豆かん。
豆がぷりぷりしていて、美味しい。
普通あんみつだと、こじんまりした小豆がのっているが、これは小豆だらけ。だからといってしつこくない。
ペロリと食べて450円を払って帰ろうと思うと、そこには「お土産の豆かんあります。」
こう言ううまいものを独り占めすると奥さんに怒られそうなので味見用に一個かって、浅草寺をついでに見ながら帰ることに。

しかし、うまかったなあ。


孤独のグルメ

  • 久住 昌之、谷口 ジロー
  • 扶桑社
  • 630円

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書評/グルメ・食生活


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