Designing with Web Standards XHTML+CSSを中心とした「Web標準」によるデザインの実践
ジェフリー ゼルドマン Jeffrey Zeldman 石田 優子 ソシオメディア
by G-Tools
洋書のウェブ関係の書籍で絶賛されていた本。読まないわけに行かないので、読んでみた。洋書からの翻訳なので、以下にも翻訳しましたと言う感じの文章。それと、回りくどい説明に途中でへこたれそうな気がしながらも、通読してみました。
それほど良い本か? と言うのが最初の感想。向うで発売されたのが2003年なのでCSSの理解され方が違ってしまったので、だいぶ日本でも、こなれてきた現状を考えると少し発売するに時期を逃した感じがした。
でも、CSSでのレイアウトの流れは、これからの正道になる気がしているので(このブログもCSよ)、なぜCSSで組まなければいけないか、と言う事を説明する手段として読んでおく必要が出るかもしれない。現場の人で単純にCSSを覚えたい人は、別の本を読んでおけってかんじ。
基本的にブラウザの歴史とそれにともなうウェブ製作者の苦労が書き連ねてある前半は、ずっとウェブに関わってきた人間(おいらの一番最初はNetscapeじゃなくてMosaic[G]だった)からすルと涙なしには読めないかもしれない(笑)
でも、技術が欲しい人とからすれば、そんなの余計なお世話なのよね。ですんで、制作側からすれば、お客さんになぜ新しいXHTMLとCSSを必要とする理由付けとしては、非常に使える事が書いてあった。そのトップ10
- 最新仕様である
- XMLベースで他のアプリと連動しやすい
- 首尾一貫している
- 次のバージョンに最も近い
- 旧式なブラウザにはHTMLとして理解できる
- 新しいブラウザはXHTMLをより理解しやすくできている
- より少ない作業時間と少ないデータ量で作成する事が出来る
- ウェブのスタンダードである
- 見栄えのマークアップだけの作業ではなくなるので矛盾が少ない
- アクセシビリティーエラーが少なくなる
要約するとそんな感じ。
細かなテクニックは以前参考にした本を参照下さい。どっちかと言うとコの本は、ディレクターとかプロデューサーが読むべき本かも知れないよ。
洋書番はこれね
Designing With Web Standards (Voices That Matter)
Jeffrey Zeldman
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