復刻版 手塚治虫のディズニー漫画

復刻版 手塚治虫のディズニー漫画 バンビ ピノキオ
手塚治虫

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 以前から竹熊さんのブログで話題になっていた本がついに発売になりました。というか、本屋に行くまで、気がつかなかった。あったもので、衝動で買ってきてしまったよ。レジにいったら4000円ちかくしたので、またビックリしましたが。
 さて、内容ですけど、確かにディズニー作品ですよ。でも、ストーリーには何となく違うところもある。というか、そこまで気合い入れてディズニー版の映画見ていないので、極論は出来ないけどね。とにかく、話の筋は納得なので、話の加減が絶妙です。
 ピノキオなんかは、ディズニーの映画のようにキリギリスが、よい語り部になっているキャラクターになってます。というか、うまくまとまっているので、一冊の読み物として、とても良い。だけど、その分ボリュームがあるので、子供に読み聞かせるのには、ちょっと辛いくらい読みごたえがあります。
 バンビも改めてこういう話だったのね、と妙に感心してしまいました。
 絵は、手塚先生の感じがするのですけど、違和感がありません。これは、やっぱり手塚先生の作品への愛でしょうか。
 しかし、バンビと言う、版権では最も難しいディズニーの作品がこうして、手塚先生の絵で読めると言いことには、唸る事多いですよ。ここは、やっぱりライオンキングで問題を大きくしなかった、大人の事情が功を奏しているのでしょうか…。こればっかりは編集さんじゃないとわからないですね。どちらにしても、講談社のかた、グッドジョブ!
 この本は、永久に売られるということは、むずかしいだろうなあ。きっと版権なども期限限定だろうし。手に入れら来る時に、手に入れるべき本でしょうね。マンガとしても面白いですから。

追伸
そういえば、浦沢先生のPlutoももうすぐ2巻。この時期に手塚先生の作品が続くとは、何かあるんでしょうか。
PLUTO (2) 【豪華版】
浦沢 直樹


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