ベンチャー経営革命?ケースで学ぶ起業戦略〈PART2〉
グロービス
どこかのセミナーで聞いたのだが、結構この本は最近出てきた上場企業の社長さんが推薦書として載せていた。
出てくるのは、ソフトバンクの孫さんやCCC[G]の増田会長という感じなので、現在の経済界で活発に動いている人たちの最初の苦労話しがふんだんに載っている。もしかしたら、そういった今活躍している経済人たちと話す前に、事前知識として読む必要があったのかな…と邪推してみる。
この本のシリーズは、苦労話をただ読むだけでなく、実際に、会社として急成長するその瞬間を見て、どういった変化が社長に求められるのかという事が掲載されているので、社長マニアになりたい人は読むべきかと思う。
例えば、社長は常に同じ立場で働く必要が有るのか。
その答えはノーである。
会社が最初に立ち上げる時には、利益が少ないので何でも社長自らが動かなくてはならない。しかし、ある程度軌道に乗せたら、社長は、仕事を人を任せなくてはならなくなるため、よりリーダーシップを発揮しなくてはいけなくなる。それを超えると、会社にビジョンを与える役目に替わる。
要求が変わるので、その時に応じて、社長は変化しなくてはならない。
それが理解できないために、次のステージへ迎えられない会社も多いと言うわけだ。
とにかく会社は生き物。難しいのですのよ。そう簡単に行かないから会社運営は面白いわ。