カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険
マイケル シェイボン Michael Chabon 菊地 よしみ 
今年は、昨年と違って、小説も読んでみたいなあ。アメコミも読む量増やしたいなあ。そんな風に思っていました。
ここ二年ばかり、特にビジネス本ばかり読んでいましたので、もう少し違うものが読みたい、というか、ビジネスライクな書き方が多い書籍から、もっと豊かな表現のある文章を読んでみたいというのが、人として出てきました。ということで、小説の本でもあるし、アメコミにも関連しているこちらの本を。
小説自体は、非常に評価されている本で、ピューリッツァ賞を受賞しています。内容は、第二次世界大戦の始まりの頃。ドイツから逃げたユダヤの人がアメリカでコミック作家として職を得、「エスケーピスト」という、キャラクターを作っていく。エスケーピストは、脱出を得意とするアメリカンヒーロー。
当然最初は原稿一枚あたり8ドルという程度。だんだんに作品は評価されていくが、ドイツに対しての敵対心が募っていく。彼らの描く作品にも反映されていくが、作者の一人がそのことである意味すさんだ暮らしになっていく。
コンビを組んだ二人で最初は行っていき、キャラクター商品ラジオドラマに展開されていく。そのくらいの成功と、彼らの暮らしの光と陰。
久しぶりに小説を読んでみると、表現の方法がまた様々な種類が上手く技巧されていて、やはりその点に関心を持つ。
また、当時の事情がよくわかる、その話の展開の持ち方がまた非常に面白かった。以前紹介した、アメリカン・コミックス大全やアメリカのコミックに興味がある方なら、興味を持って読んでもらえるでしょう。
作者のマイケルシャボンは、この「エスケーピスト」というキャラがかなり気に入ったよう。実際にダークホースから何冊か漫画化されている。話の展開がスピーディーで楽しいので、興味ある方は読んでみると良いかと。
The Amazing Adventures of the Escapist (Amazing Adventures of the Escapist (Graphic Novels))
Michael Chabon Diana Schutz Dave Land ![]()
The Amazing Adventures Of The Escapist (Amazing Adventures of the Escapist (Graphic Novels))
Michael Chabon ![]()