WEBの制作をしていると、どうしても気になるのが、色彩に関する事。いくつもの本で紹介もされているし、色彩設計だけでもたくさんの本が出ている。ただ、WEBにおいて、一つ気になる事があって、いろんなパソコンで均一に見られる色というのは、216色だけしかない。その色を、どううまく使うかというのがWEB屋さんの使命でもあるわけだ。そこで、いろいろな色彩本が出ているけど、どれも、今一つだった。でも、この本には、必要としている事が掲載されていた。それは…
色彩設定の見本でよくあるのは、3色くらいの組み合わせでページを作る様子が描かれている。でも、そんな色でページを作る事は、あんまりない。基本は、どうしても、背景白で、文字色黒なのだ。そこにどのように配色したほうが良いか、というのが一番知りたかった。
この本の素晴らしいところは、カラーイメージチャートを210色のセーフカラーで書かれているだけではない。そのセーフカラーを背景色”白”もしくは”黒”で使うと、どうなるかというのが描かれている。その例だけで買う価値ありだと思っている。
この本を書かれたのは、某専門学校で有名な南雲先生。以前、南雲先生の授業を運良く受講した事があったが、奥さんのお話、面白かったなあ。ちなみに、こちらの本には、そんな脱線は書かれていないので、安心して買ってください。