非常識会計学!

非常識会計学!?世界一シンプルな会計理論
石井 和人 山田 真哉
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 山田真哉氏の新作だ〜、と思って購入。今までこのブログでも紹介してきましたが、難しい事を分かりやすく、そして楽しく伝えてくれます。そのおかげで、経理に関してはある程度、理解できたかなあと。
山田真哉氏の著作に関しては、こちらを参考に。
http://www.sisimaru.com/index.php?itemid=257
http://www.sisimaru.com/index.php?itemid=334
http://www.sisimaru.com/index.php?itemid=149

 今回は、経理や簿記ではなくて、「会計」です。
 山田先生が中心ではなくて、さまざまな会計本で名をはせているらしい石井さんが、会計に関してまとめてくれています。会計に関する知識を石井さんが、そして、その合間に山田先生の女子大生事件簿が…。というか、女子大生事件簿に出てくるトピックが石井先生が詳細教えると言う感じに構成されています。おかげで、基本知識がより「ふ〜〜ん」というかんじで、はいってくるというか、なるほど、の回数が増える気が。

 ちなみに、本にもありますけど、今回掲載されている小説は、初の殺人事件、なかなかに楽しませてくれます。最後は、強引と言うか「行きなりそれかよ(汗)」と言う感じではありますが、それまでは結構ぐいぐい引きつけてくれますんで、ちょっと解説飛ばしたくなります。でも、我慢してしっかり読んでおきましょう。そうすれば、事件の背景がしっかり理解できます。こんな感じで、会計まとめた本って、まずないなあ。「非常識」、タイトル通りと言うところか。

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愛蔵版 機動戦士ガンダムTHE ORIGIN vol.1 始動編

愛蔵版 機動戦士ガンダムTHE ORIGIN vol.1 始動編
安彦 良和 矢立 肇 富野 由悠季
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 発売すると思った。というか、あの商売熱心な角川書店がほっておくわけないのだ。毎月買っている月刊ガンダムエース[G]のガンダム origin。そこには、毎月美麗な安彦先生のカラーページが掲載されている。それが見たくて毎月買っているのですよ。コミック版も発売されているけども、そのカラーページが無いじゃないですか。それじゃあ意味がないと、しばらくの間オリジンだけ、切り取ってとっておきました。しかし、この本の発売がわかったときに、皆捨てました。いっきに本の貯蔵場所が増えましたよw

 内容に関しては皆さんご存じの通り、ガンダムです。ランバ・ラルが細身でかっこよくなっていたり、只今掲載中のシャアの若い編では安彦さんが楽しそうに暴走していたりと、見る価値ありの内容に毎月うならされています。だから、この続きを貯蔵するのも楽しみでもありますな。

 とりあえず、ガンダムが地球に来るところ、ガルマ登場までですので、まだまだ序盤。ガンダムエースは続けて買っていくけど、コミックは愛蔵版で楽しみますわ。あのカラーページは何者にもかえられないからねえ。

スター・ウォーズ クローン大戦 VOLUME ONE

スター・ウォーズ クローン大戦 VOLUME ONE
永井一郎 森川智之 浪川大輔 磯辺万沙子
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 Cartoon Networkで放映されていたスターウォーズのアニメ版。エピソード2と3の間の話をオリジナル・アニメーションで、見ることが出来ます。
 現在は VOLUME TWOが放映中。スターウォーズ エピソード3公開まで後わずかな時間。その間に楽しんではいかがでしょう。

 番組では、話しているシーンはごくわずか。戦っているシーンがほとんどなので、まあ、忙しい忙しい。ライトソードをぶんぶん振り回して戦うアナキンは圧巻だし、マスターウィードは素手でドロイドに突っ込んだりと、かっこいい絵だけど、やってることは無茶苦茶で面白いたらありゃしない。

 エピソード3でも登場するグリーバス将軍も圧巻。スターウォーズ好きなら、ぜひ見てみて下さい。面白いはずだから。

スリッパの法則

スリッパの法則 – プロの投資家が教える「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方
藤野 英人
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 のびる会社、ダメな会社をファンドマネージャーのから評価してきた著者。その見方は、どんな物なのかは普通な投資家からすれば興味津々。といっても、ファンドマネージャーじゃないので、社長にすぐに会えるわけじゃなので、その知識はそのまま使えるかは疑問だけど、考え方は、非常勉強になった。

 タイトルにあるような、「スリッパ」という所に注目を集めるけど、要は、費用対効果をしっかり見ている会社が儲かるし、そうじゃなければ、会社はつぶれていく。そんなわけだから、上っ面を見るのではなく、机上の様々な所から伺える情報を逃さないようにしなくてはならないということなのだ。

 タイトルはとっぴな雰囲気。でも、中身は思いの外堅実。そういう意味で初心者投資家からすれば学ぶこと多かった。

図解へえ、儲かる会社はこんなことをやっているんだ!

図解へえ、儲かる会社はこんなことをやっているんだ!?ここに気づくかどうか!?
小山 政彦
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 儲かる会社の具体的な事が、書かれているのかと思ったら、書かれていない。というか、書けなかったんだろう。著者は、コンサルティングのかた。当然そこには守秘義務があるから余計な事は書けなかったんだろうな。

 ということで、手法はしっかり乗っているので、その部分を自分でかみ砕いて理解しながら、読むと良いのかしら。

 印象に残った内容を羅列していくと、マーケティングには「頭・金・信念」が必要。
頭とはマーケティング戦略を理解できる事。
お金はそれを実現化する
そして、最後にそれを成し遂げると言う信念がなくてはうまくいかない。
しかし、それだけではダメで、そこに「使命感」がなくては。「これをやらなければ」という使命感がなければ大きくなれないという。

そして、成長にはやり方がある。
攻撃的に伸びると、「踊り場」にきた時や反撃されるともろくなる。会社の成長は「潰さない事」を第一に守りの概念をもって達振る舞わなければならない。

 こんな感じの話がつづくと、「それじゃあタイトルの儲けるの話は?」となるが、それがなかなか見つからない本。でも、良い事書いてあるんだけどね。
 儲けそうなネタとしては、こんな話はいかが。
 常識からは大きな儲けは期待できない。固定観念の中で、

  1. 皆が出来ないと思っている
  2. 皆が流行らないと思っている
  3. 皆がやりたくないと思っている

この条件が全てそろったものこそ、儲けるチャンスなのだ。ということだ。
こりゃ探してみようかなあ

Blog hack conference その2

会場

 前回はアサマシテクニックやRSSなどの話題が多かったと思いますが、約一年経つと状況はだいぶ変わってきました。
 RSSはだいぶ標準化されてきて、それを補助するサイトが多くなってきました。その代表と言うのは、やっぱり、 http://del.icio.us/ なんでしょうか。読みはデリシャスという名前でいいようです。このサイトに代表されるようなソーシャルブックマークサイトやgoogle map[G]のようなサイト。http://www.bloglines.com/ 。そしてFlicker[G]のようなサイトやハテナ[G]ななど、使い方次第で面白い事がたくさん出来るようです。そういう意味で、この部分は私がまったく追っていなかった事が多かったので、学ぶ事が多かったですね。

 ブログも普通の人が使うアイテムとしてきたのでしょうか。その意味では、だいぶ一般化されてますけど、やっぱり一からインストールしてやっているのは少ないのかなあ。やっぱり先頭を入っている人たちのスピーチは面白かったです。

 最近の流行はGoogle MapでもつかわれているAjaxでしょうか。javascriptベースのこの技術がPerlなどのサーバベースとうまく結合されていきているようです。そういえば、この手の本はまだ出てないですね。アメリカではでているのかな。調べてみようかと思います。また、MySQLベースで検索なども出来るアプリケーションが開発されているようです。
 なかなかすごい発展ぶりだなあと。

 と言う事で続きます。今回の模様はマインドマップ作りましたので、ご参考までに。しかし、ボリュームが多かったのでバカでかくなりましたよ(汗)

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優秀なオタク社員の上手な使い方

優秀なオタク社員の上手な使い方?マネージング・アインシュタイン
ジョン・M. イワンセビッチ トーマス・N. デューニング John M. Ivancevich Thomas N. Duening
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 変形版の書籍なので、ふざけた本かとおもったら、全然そんなことない。技術職として、ほぼ確立されている「オタク系」の人間マネジメント術が、ものすごくまじめに書かれている。また、その扱い方、考え方も、もともと「オタク系」であった私からしても、納得出来る内容だったから、以外に侮れない本だなあ。そう思える一冊。でもこの変形版だと、普通のオヤジは読まないぞ。誰向けに設定されているか、よくわからない本だよなあ(笑)

 オタク系の社員の1番の扱いずらいところ。今までのモーレツ社員のように、仕事に対して一辺倒ではないところ。
 お金を与えれば、馬車馬のように働いてくれるかと思えば、全くそんなことはなく、忙しすぎれば、給料が良くても辞めていく。それじゃあ、暇ならいいかと思えば、「つまらん」といって辞めていく。会社に愛があるだろと昔の人は言うが、そんな物は持つことは皆無。
 ということで、自分のポジションが確立できる程度に仕事があって、みんなが重宝してくれて、そして、自分の時間がある程度とれて。そして、給料は満足できる程度にある。そして、ある程度自分のわがままを通すことが可能。というのが、理想の会社ではないかな。って、まず昔ながらのイメージの大会社なんかでは、到底雇ってもらえそうもないな(笑) 
 うちの会社のアインシュタイン諸君もそんな感じではある。好きな時間にきているし(うちの会社に出社時間はない)、やることやったらサッサと帰るし、一休みと言って楽器を弾いている(笑) 飲みに行くと言うのも、ほいほい行くとはないなあ。「今ダイエット中だからいかない」なんて、提案者にクロスカウンター食らわすくらいだからな。自分も家族と遊ぶから帰ると付き合わないし、自分の机に資料だと言ってフィギャアのっけているし、で人のことは言えないけどね..。

 と、そんな会社全体アインシュタインばっかりだと問題はないが(笑)、そうじゃない会社の上司はどのようなマネジメントが必要かと切々と書いている。
 たとえば、きっちり特定の部分(そこら辺の段階はチャートに書かれている)をしっかり委譲し責任感をしっかり持ってもらう。そして、部下として扱ってはついてこないので、お礼と、褒美(ここでは、急な夜遅い場合などはピザを出せとかいてある)をきちんと与えて、対応すること。あくまでも、上司と部下のの関係ではなくて人間的な関係を保とうとすること。

 とまあ、アインシュタイン側のことも書かれているが、当然ダメ人間もいるので、ダメアインシュタインの見分け方もかかれている。すごい本だなあ。まあ、やっていることは、ダメ人間なので、事前に採用しないようにするのはもちろんだが、それ以上に、自分を縮こまらせている人もいるので、それを引き出す必要も出てくる。その指導法には、なかなか納得させられる点もありましたなあ。

 とにかく、この本に出ているように、特定の技術にかけては、必要不可欠。うちの会社でも必要としています。そんな人たちにとって居心地のいい会社を今はうちでは目指しています。その意味で、非常に良い本ですよ。参考にさせて頂きます。ちなみに、私のいる、まる工房 では現在募集中。興味ある人は、メール下さい。詳細はこちら。
http://www.marukobo.co.jp/outline/saiyou.html

壁を破る発想法

壁を破る発想法
佐藤 満
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 見た目地味な本です。そんな意味で損をしている本だなあ。なんとなく、そう思っています。というか、読むまで、こんな本家にあったケ? なんて思って手に取った本です。ところが読んでみると意外に面白い。一気に読んでしまいました。

 著者は、元本田の車営業マン。各国の売れない地域へ行っては、苦労してきて方のようです。現在はフォルクスワーゲン社長を経て自分の会社をやっているのでしょうか。こういう方って、いろんな会社のポジションを持っていたり、移ったりでよくわからなくなったりですが。そんな時は、著者の佐藤 満[G]でググってみるとよいかもしれませんねえ。

 著者が逆境の中に身を置いたようですが、その中でも、問題の意識は自分の中にあると、踏ん張りつづけうまくいく過程を載せています。
 たとえば、現場主義で3Sとうたい「現場、現実、現物をみよ」と進めています。そして、敵は社内にありと、社内の意識改革に率先していく。

 問題がたくさん起きた時も、意識を集中してみると、本当は2〜3位しかないなど、意識される事も多い。
 得るところが多いなあ。などと思いながら読ませていただきました。

「買いたい心」に火をつけろ!

「買いたい心」に火をつけろ! 顧客が本当に欲しいものは何か
ハリー・ベックウィス 阪本 啓一
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 以前紹介したインビジブル・マーケティングの著者の本。やっぱり期待通り、面白い本でした。この著者の物の言いプリが面白くてぐいぐい読ませてくれる。そして、言っていることは、歯に衣着せぬ内容も多い。今回も期待を裏切らない。

 今回の話題は、お客の発火点はどこか。マーケティングのコアポイントを探していきます。前回の本と同じように、わかりやすく説明してくれるので、理解しやすいのです。 

 たとえば、ネットって「発火点」としてはどうでしょう。ネットに関して、著者はハッキリと、「打ち出の小づちではない」と。自分も仕事をしてきて、その通りだと思っています。
 ネットとは、他にあるメディアの補助として使うと非常に効果があるのですが、人集めの「正解」としてしまうと逆にコアな客層になりすぎてしまう部分もあるので、注意が必要なのです。いくらでも情報が載せられるので「情報のヘルプ」としては、最強だとは思っていますけどね。

 それでは、どこに発火点を置くか。
 ヤッパリ昔から変わらないような所みたいですよ。こんな感じ

  1. 業界を代表する専門家
  2. 影響力の大きそうな編集、作家、出版社
  3. 「顧客」の立場からオピニオンリーダー
  4. 新聞、雑誌
  5. その紙面を彩るフリーランス・ライター

といったようです。

 そういえば、最近は雑誌、新聞は広告減っていると言われてますけど、捨てた物じゃない。購入層としては、以外に広く浅く持っているという所なんでしょうね。
(本にも因るとは思うけどね)
 ネットの話に戻りますけど、私の感じでは、あくまでもネットって自分で集めないと情報が来ない。自分で集めてくるような層って、結構「コア」なユーザーになりすぎてしまうことも。広く浅くって言うのが、案外苦手なメディアなのかもしれませんね。

 この本では、「権威、専門家」はめためた、「素人」こそ信用できる。「アンケート」は使えない。使うならユーザーの「動き」だけだ。「経験」、「常識」だって疑う。ブレイクスルーはとんでもない所にあると言う。とにかく行動あるのみ。探し続けるしかないとくる。
 ということは、ムダに専門家に頼るよりも、新規の「発火点」なら、自分で探し出せるのかもしれないですな。でもごり押しは禁物。

 とにかく今は「選択肢」だけは多くなっているので、選択肢を少なくする努力が必要のようです。シンプルに。そして売り込むときは商品ではなく、「自分」を売り込むように。

 厄介なことを難しく説明すれば、説明するほうはやりやすいけど、本当に必要なのは、シンプルに、感覚に訴えるように。
 当たり前なことを当たり前にこなすって、なかなか簡単には行かないからねえ。がんばらないと。

株式上達セミナー?これで成功は約束された

株式上達セミナー?これで成功は約束された
林 輝太郎
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 林さんの株式本は、このブログを始める前に読んだ事があった。それは、株式成功の基礎?10億円儲けた人たちと言う本だったか、妙に印象が強かった。株の取得にも正しいやり方があって、基本を押さえないといけないというのだ。
 最近の傾向だと、PERがいくつで、PBRがどうで、会社の傾向がなんとかで、この前日経新聞のニュースにああ載っていたから、これは買いだとか。そんな感じでまわりの傾向を見越して買うという、教科書的な購買方法が多かったような気がする。

 ところが、林さん(心の中では林先生と呼んでいるが)の手法だと、「短い期間に株式の動きを判断して購入していく」というのを経験と市場の動きを用いて購入していく。その前に例えば、新聞に載っている情報とか、株の会社からの紹介なんて、逆に惑わせるものだから、乗ってはいけないという。そして、購入する銘柄は2〜5銘柄に抑えて、その銘柄をきっちり抑えていこうと。そして、購入する期間は一年でも、その半分くらいでというではないか。まさに相場師のやり方だな。
 その売りと買い。銘柄でも相対する様なものを拾ってきて、やると言うのもありなんでしょうねえ。

 とにかく、自分の考えをきっちりと固めて、まわりの事象に惑わされない心が必要と、まさに、「株道」。基本をどこまで続ける事が出来るかというのが、一番難しいのかもしれない。

 この本自体は、1986年の本なので、今の事象にあわないかなあ、なんて最初は思ったいたけど、この手法は、今でもきっちり通用するのでは。基本はどこでも通用すると言う事でしょうか。

 長期だと、銘柄を広く持ち続けようですが、短期は銘柄を絞って。そうすることで、労力を少なくする事が出来る。当たり前だけど、欲が出てくるのが人間。それを抑えられるかというのが、肝心と言うところなんだろうなあ。