デジハリお茶の水校で行われた「アンビエント・ファインダビリティ」出版記念 ”ウェブ、検索、そしてコミュニケーションの近未来カンファレンス”が、4/27に行われました。今回はそれのまとめ。
橋本さんが発起人?と成って、今回の実施となったのですが、会の呼びかけてしてみたところ、あっという間に開催が決まりましたね。席もあっという間になくなって、その手際の良さに改めて、唸りましたよ。
さて今回のスピーチャーですが、今回は、私も参加しているIA(インフォメーションアーキテクチャ)分科会成るものが有りまして、その中の一人、浅野さんがアンビエント・ファインダビリティの翻訳をする事になりました。その記念です。
今回出版となった本は、WEB製作者に非常に好評だった本、通称シロクマ本の著者のペータさんの新作です。ペーターさんに浅野さんが連絡とりながらコツコツ作っていた情報アーキテクチャのブログが有ります。そのブログを読んで編集さんが声をかけて翻訳が決まったとか。どこで繋がっていくかわかりませんですね。
ちなみに、図版もみんなオールカラーだとか。けど1900円と安いので買ってねな編集さんのお話もありました。そして増刷が決まったらしいですよ。増刷終わるまで在庫少ないから、ある時手に入れておくのが良いようです。
タイトルは英語にしてもちょっとわかりずらい言葉。まあ、読みながら理解していきましょうよ。読んでみてのお楽しみ要素が多いでしょうね。
ざっくりと要旨はこんな感じだとか。
「どこからネットをつなげても、ネットで情報をわかりやすく」
まだ私も、この本は読んでいません。これから読んで書評をアップしたいとも思っています。
アンビエント・ファインダビリティ?ウェブ、検索、そしてコミュニケーションをめぐる旅
ピーター モービル Peter Morville 浅野 紀予

さて、今回は、マックを忘れたのでマインドマップはなし。でも、W-zero3のおかげである程度メモ取れました。その内容を掲載していきましょう。
普段浅野さんとは、2chで面白いスレが有ると報告し合う仲のですが、緊張からか、まじめに講演してました。普段はもっと面白い人なのに〜。で、内容。
翻訳者としても「この本を説明しろと言われても、本を読んでもらわないと説明つかないところもありますわ(汗」
ともかく、情報アーキテクチャの第一人者から見た、「ピータのみた今の社会の解釈本」として捉えています。
話題としては、ネットの検索と個人情報の取扱と言うところでしょうか。ともかく、本を読んでないので、説明の仕様がない(汗)
分かりにくいとは思いますが、浅野さんのネタはこんな感じでした。
アメリカ自由人権協会
個人情報があらゆるところでわかってしまった社会のデメリットを表した活動ページ
フラッシュ英語がわかれば笑えます。個人情報を守ろうの極右??「航空2社が政府機関に個人情報を渡した。集団訴訟だ!」
where 2.0 conference
メリットを表したページはこちら
http://conferences.oreillynet.com/where2006/
ファインダビリティーの5つのポイント
1.ロングテール
見つからないものは売れない。見つかりさえすれば売れる。多角的なファインダビリティを。言葉そのものがロングテールだ
http://www.wordcount.org/
2.search
検索の対象はファイルだけでなく、モノとか不動産とか人間だとか…
サーチ → Research
3.intertwingled(錯綜する世界? 造語)
2つの対立していたものが、ますます絡み合っていく関係になる
「モノのインターネット」
object hyperlinking
blogject (blogject workshop アイボが勝手にコンテンツを作る)コンテンツを生み出すもの
4.権威
それではいったい何が重要なのか? ピーターいわく「権威」が一番重要
検索だけだとgoogle bombingに対応できない! 2chのマツリとか
独りよがりにならないためには、人とまじわうことが必要だ
5.コミュニケーション
ぺースの多層化(垂直の構造) それは必ず壊れる?! レジリアンス理論[G]へ
水平の構造へ
dotSUB- any film any language
http://www.100shiki.com/archives/2006/04/_dotsubcom.html
http://www.dotsub.com/
この発表の詳しい資料は、浅野さんのページに出版記念イベントの資料がアップして有りますので、参考にしてください。
web2.0 高度なインタラクション、コミュニケーションを目指す
推薦書:
「複雑系」を超えて?システムを永久進化させる9つの法則
ケヴィン ケリー Kevin Kelly 福岡 洋一

IA学会で話題になっている本です。
社会をハードではなく、ソフトで見ていく。有機的に進化させることを見ていく
さて、どんなことが「アンビエント・ファインダビリティ」として起こっているか。以下のページでブックマークを浅野さんがまとめてます。
http://del.icio.us/noriyo/ambient_findability
長くなるので続きます。
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