デジタル・コンバージェンスの衝撃

デジタル・コンバージェンスの衝撃ー通信と放送の融合で何が変わるのか
齋藤 茂樹
4861301246
 デジタルメディアがきた事でこれからの放送インフラとか、ネットにまつわる事を中心にあくまでも『放送』を中心にまとめられたデータと、そのレポート。

 例えば、これからTV番組がインターネットで見る事が出来るだろうか。
 著者によれば、これは簡単な事ではないようですよ。例えばネットで配信してしまえば、現在の広告型収益モデルは維持できなくなる。まあ、地方局なんかはやられちゃうだろうなあ。そして、通常どおりのストリーミングだと、サーバーが持たない。という事で、案外いまの技術だと、TVレベルをネットにするのは苦しいようだ。

 それでは、別の方法は?となると、ダウンロード型ビジネスというのが有望となるようですね。しようが少ない寝ている間などにデータを落としておき、その翌日見るというのが実際にアメリカで、行なわれている事例が掲載されていた。

 どちらにしても、放送する権利の問題や、著作権、配信権といった問題も山積みと、この分野は、まだまだ二転三転しそうな気配だ。
 とり合えず、現在のネットと放送の状況を見るという事では役に立つが、なかなか大変だ、という現状でしょうかねえ。

なぜ、あなたの会社は儲からないのか?

なぜ、あなたの会社は儲からないのか? 合法的裏帳簿のススメ
岡本 吏郎
4776202840

岡本さんの著作レビューは既に幾つか。とても好きな人ではあるので、いつも楽しみに読んでいる。今回の本は、今までの復習と言う感じで読んでいました。

まずは、今まで続けいていた事、これを再度見直そうと言う事。例えば売っている商品の金額。今までよいかと思っていたけど、本当にその金額でよいのか。また、なぜその価格なのか。考えてみると、「周りがそのくらいだから….」と言うのが、本当に多いのではないでしょうか。

そうじゃなくて、しっかり利益のとれる価格にしろと(笑)
中小企業の生き残りは、安売りじゃなくて、値上げにあると、常々説いています。そこはやはり納得。少しずつですが、考えていかないとね。

そして、時間のレバレッジ。何にレバレッジをかけるかと言えば、「人」にかけます。それぞれが分業して理解する事で、たくさんの広い知識が得られる。そうして、より繁栄できますよ、と。

ブランディングにも触れていますね。けっこう気がつくと「あっ」て感じで。とにかく体を動かすより頭を使わなくちゃ。引き締まる思いのする一冊です。

お金の現実
http://www.sisimaru.com/index.php?itemid=392
裏お金の現実
http://www.sisimaru.com/index.php?itemid=393
成功はどこからやってくるのか?
http://www.sisimaru.com/index.php?itemid=195
裏帳簿のススメ
http://www.sisimaru.com/index.php?itemid=165
マネするマーケティング
http://www.sisimaru.com/index.php?itemid=414

心脳マーケティング

心脳マーケティング 顧客の無意識を解き明かす Harvard Business School Press
ジェラルド・ザルトマン 藤川 佳則 阿久津 聡
4478502161
 心と体。とても密接しています。それを利用してマーケティングしましょうと言うのがこの本の主題だ。
 商品に対して、どういう印象を持ってもらうか。その商品を紹介するときに表すメタファーを利用しようと言うも手ですな。そういう意味で、商品紹介の「編集」ということが必要になってくるでしょうね。

 そのメタファーを消費者をリソースとして情報を集めていく。そして、顧客を育てるナーチャリングを施していく。最終的に顧客が企業の支援者として形成させると企業としての形成がしっかりしてくると。なるほどねえ。

 厚い本ですが、そういったメンタルを写しながら商品のマーケティングを考える作業を著している本です。
 
 ちなみに、この本、そういう意味で書き連ねるとよい本のような気もするし、ほかにもよい本があるので、この厚い本を読む必要があるかはわからなくなる所がある。微妙な本でもありましたな。
 なんでしょうね、読み終わったあとの、なんとも、うーんな感じは。

マンガをどかどか読もう

気がつくともう下旬、というか、もう5月も終わりに近づいていたんだと、妙に感じ入ってしまいました。そういえば、今月も気がつかぬうちに、いくつも買い集めたマンガがいくつもありましたな。

ヘルボーイ:人外魔境
マイク・ミニョーラ 石川 裕人
4861762995
 今月は何と言っても、ヘルボーイがでたと言うのが、何と言ってもうれしかったですよ。それも、TPB(合本)は日米ほぼ同時発売。こんな珍しい機会はめったにないので、買っておかなきゃソンソンと。
 作品自体は2〜3年ぶりの新作ですよ。ページ繰ってみて、あらためてミニョーラが仕事している事に、驚きをもって読ませて頂きましたよ。

 どうせ、このシリーズは直ぐ売切れ、その上再販しないと来ているので、念の為、BK1も。
オンライン書店ビーケーワン:ヘルボーイ:人外魔境

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雨にもまけず粗茶一服

雨にもまけず粗茶一服
松村 栄子
4838714491
 基本的には、小説を読まない人間なんですけどね。でも、こちらの本は、書評ブログの中で、取り上げられていて、目に留まっていたんです。何か、気になってしょうがない所があったので、読んでみました。
 小説の困った所は、速読がやりづらい所。ビジネス本とか、HowTo本などは、自分の知っている所なんて、ささっと飛ばせられるんですけどね。それができなのが辛いw

 この本は、18歳になった茶道の家元継承予定(?)の若者が、家を飛び出して、やってきた京都で繰り広げられる人間劇。なんとも、出てくるキャラクター登場人物がたっていて、非情に面白い。京都にほとんど行った事ない人間ですけど、「あ〜、こんなイメージだなあ」という、そんなうまいキャラ設定と、テンポよいよ見やすさ。そして、「あるある」という人間模様に、ついてくるのが茶道の世界。
 微妙なバランスで成り立っていますけど、そこが、面白くて、ページを進んで読んでしまいました。
 日本の文化をうまく文章の中に取り込んでいますよね。茶道って、自分ちっとも疎いのですけどね。でも、興味を持ってしまったのは事実。

 お軸を前に、「ほ〜、そんな意味なんですねえ」などと言いながら、お菓子をもぐもぐ。お菓子の由来と季節のお話を聞きながら、「うんうん」と頷きながら、お茶を一服。
 「けっこうなお点前で。」 などと口にしながら、当たりさわりのない世間話と、お坊さんのお説教を聞く。「その器はね..」と、茶器の話題をしたり…。
 う〜ん、なんか、いまの自分には、なんとも魅力的な時間だ。面白そうでしょうがない。そういえば、どっかのテレビで、最近ビジネスマン向けの茶道教室があるよ、なんて話も合ったような。

 自分としては新しい世界が見えた一冊です。近所で気軽に始められる茶道教室、というか、お茶会みたいなものないかしら。お寺さんでやっていたりしているのかなあ…

 詳しい人、ぜひおしえてくださいw

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おりこうさん おばかさんのお金の使い方

おりこうさん おばかさんのお金の使い方
板倉 雄一郎
4344010833
 板倉さんのブログは面白い話が飛び出してくるので、時々見ている。その板倉さんがお金の初心者向けに作った一冊。話題は最初、簡単な話題から、株をやっている人にはおなじみだけど、知らない人にはわからない世界まで(笑) 、お金にまつわる話が進められていく。

 例えば、周りに見えるお金の話題と言えば、ポイントシステム。私もたっぷり貯めてiBookもポイントで買いましたなあ(笑) この本によると、一番効率が良いのは直ぐに使う事。ポイントは利子のないお店への貸付。期限があるとなれば、逆に使わなければ損。なにもお店に服従の姿勢をしなくても良いのと言う訳だ。
 そして、お金に関しての考え方も、なるほどと。一度大きなお金を手にしているから書けるのか?! お金は、あくまで価値の移動。貯めるだけでは意味がない。払った物以上に利益が得られる事が、全ての基準と言う訳だ。なので、乗らない車は意味がないし、新たな価値をを生み出さないものは意味がなくなってくる。
 このことが理解できるかできないかが、おりこうさんか、オバカサンかが別れると言う事だ。

 株のページでは良く話題に上がるPER[G]の事も。最近の株本の多くが、PERを基準に投資を、などと書いてあるが、実際の所は…一時的な指標に過ぎないと言う事。特別損益と言ったものも影響するのでねえ。やはりきちんと有価証券報告書をきっちり読める事が必要になってくると言う事だ。

 結局は楽な道はない。しっかり勉強して、自分なりの投資基準、判断を持たなくてはならない、というのが最後に言いたい事なのかな。

 そして、改めてこの本を読んで思った事は、投資信託は買ってはいけない。それも、「良い株を買う」という判断でいろいろ株式を売ったり勝ったりする『アクティブ運用』の株は絶対ダメと言う事。
 まあ、詳しい事は、敗者のゲームにあるので、是非読んでみて下さい。

ホームページ運営の手助けソフト

ホームページを実際に作るとなると、DreamWeaverもしくは、手入力で作るのが、いまの現状と言う所でしょうか。ともかく、そんな感じででき上がったホームページを検証、援護、運営するうえで役に立ちそうなソフトを幾つか見つけたので、今回はそれをご紹介。Mac限定のなのはご容赦ね。

Paparazzi!
実際にサイトのスナップショットを準備しなければいけない。でもそんな時、Photoshopを使って長くするというのは、面倒くさい。そんな人にお奨めなのは、このソフト。長いページもスナップショットで取る事ができる。
まあ、Macの場合はプリント→PDF化してしまえば良いと言う意見もありますけどね。
一枚で収まらない場合は、「ページ設定」で倍率を変えれば良いからね。

RAGE Google Sitemap Automato
以前紹介したGoogleサイトマップ対応のサイトマップ作成ソフトウェア。Googleサイトマップに掲載する為のXMLが作成する事ができる。静的なページができ上がって、最後の仕上げに、そしてGoogleに登録際に、合わせてサイトマップを登録するのにいかがでしょう。

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儲かる中小企業は「社長が稼ぐ!」

儲かる中小企業は「社長が稼ぐ!」
木子 吉永
4495571214
 社長の仕事って、迷う事が多く、また、次何をやるべきか、うんうん悩む事が多いです。社員に聞いても、彼らは直面した仕事をこなす事で精いっぱいだしねえ。となると、本でも可って相談した気分になるように、読んでみるしかないですよね。

 ともかく中小なので、やりたい事をやる、というのが前提だけど、「やらなければいけない事をやる」に振り回される事も多い。なので、より考える必要が出てくるだろう。
 会社をよくするにも、どうすれば良いか迷う。なので、指針をしっかり持たなければならない。この本にも載っている。これは、しっかり心に刻もう。

  • 人を減らすのではなく、工程を減らす
  • お客を増やすときに同系列を増やすのではなく、異形列のお客を増やす
  • いまのお客に別なものを売る

 なるほどねえ。確かにそんな知恵は必要だ。そして、営業手段。これも、大きく考える必要が出てくる。そして、変化に柔軟に対応できる事。これができなければ、会社は存続しなくなる事も覚悟しなくてはいけないだろう。

年収360万円から資産1億3000万円を築く法

年収360万円から資産1億3000万円を築く法
吉川 英一
4478631034
 戦略をもって、お金を貯めるって言う事ってどういう事なのかなあ、と感じながら読んだ一冊です。
 こちらの方はまず貯金と株で300万を貯めます。そして、それを元手に、ワンルームのマンションなどを買っていき、アパートの購入をして、安定的に資産を増やしていく、その過程(というか途中経過?)が描かれていきます。
 日本版、金持ち父さんのやりかたが書かれていると言った感じでもありますな。

 この本では、株式の買い方、家賃収入の得かた、というのが書かれていますが、この方式は、まさに金持ち父さんの日本版。そして、行っているのが都市圏じゃなくて地方でも行っている事に、驚きをもって読ませてもらいました。けっこう地方でも需要があるんですね。

 そして、一番の役に立つであろうやり取りは銀行とのやり取り。普通のサラリーマンなら商工中金や信金とうまく借金をする方法なんて、まず知らないでありましょうな。でも、この本には、その模様が載っています。いやあ、なまなましいw でも、役に立ちそうな話題だなあと改めて。

 この本を読んでいると、自分でもちょっとしたワンルームから始める不動産投資ができそうな気がしてくる。う〜〜んやってみるために300万、まず貯めてみますかねえ。

「いい子」をやめて、金持ちになる 女性が犯しやすい70のまちがい

「いい子」をやめて、金持ちになる 女性が犯しやすい70のまちがい
ロイス・P・フランケル 添田 あき 森嶋 マリ
4797333111
 女性が中心にかかれているけど、お金に関しては、男も女も関係あるかととりあえず読んでみました。
 
 お金に関する感情的なもの、例えば、使いたくなるといった事や、株式の銘柄に惚れると言った事、そういう感情の揺らぎでお金を使う事に関しての戒めが多かったかな。
 感情を通さずに、冷静に同対処できるか。だからといって最初の印象というか、感は役に立つ。そのバランス感覚を持てるか、というのがみそなんでしょうね。