ランチェスター戦略「一点突破」の法則

ランチェスター戦略「一点突破」の法則
福永 雅文
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ランチェスターの法則について、取り上げている本は幾つか読んできている。
この本もその法則を用いて、情報伝達の空中戦と、直接営業を行なう接近戦を共通して行なっていったそうだ。そうする事で結果を残していった。そのやり方をまとめてくれた一冊。

ランチェスターの法則の理論については著者のページに詳しく載っているので、詳しい事を知りたい人は確認して欲しいと思う。

それではランチェスターの法則を用いて勝つ、と言う事はどういう事なのか。
それは、「差別化」して一点集中を行なう事。
そして、経営する側において、重要な方策は、「経営理念」をもって、真似されない本質的な差別化を行なっていく事。

差別化するに当たっては、自分の得意を徹底的に利用する必要も出てくる。そのために、自分の良い点が何か、これをしっかり明示し、意識してもらうことが重要になってきます。

また、営業範囲については、自社からの距離ではなく、時間で有効な範囲を決め、あとは営業範囲内で自分の会社がNo.1になるまで営業活動を続けていきます。
ともかく重要なのは、局地戦に勝っていくと言う事なんでしょうね。

そろそろ本気で継続力をモノにする!

そろそろ本気で継続力をモノにする!
大橋 悦夫
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続ける事ってなかなか難しいです。
そう言えば今年の4月ごろには、朝にはフランス語のラジオを聴き、夜には、英会話のラジオを聴き。そして、毎月2万円は銀行に入れて貯金を。そんな生活をしていました。
そういえば、この最近はNHKラジオ第二は聞いていないなあ。そして、引越の時に、貯めていたお金はなくなってしまいましたねえ…(ため息)
現在続いているのは、今の所このブログくらいでしょうか。と言っても、毎日更新はとてもじゃないけど続いていないのですが….。

それじゃあ、本当に続ける事できるためにどんな工夫をして行きましょうか。
習慣になれば、本当に力がつく事はわかっているんですから。英会話のラジオを聴いていたおかげで、アメリカ行っても苦労はしないし、お金を貯めておいたおかげで、もしもの時に助かった事も何度もありましたからね。

例えば、続かない習慣と言えば「早起き」。続けるためにはどんな工夫が必要でしょう。
まずはちょっとでも出来れば、出来たと認めてあげること。毎日ちょっとづつでも出来ていれば自信になりますし、満点主義は続かなくなる証拠でもあるようです。
また続けるためにもハードルは低めにしておく事が、重要でしょう。
また英会話、みたいなマスター系は、仲間を持って、質問し合う、そんな仲があればよいと。でも、そんな仲間をつくるのが大変だったり。そこで役に立つのがウェブサイト。ココロミと言うウェブサイトが良いとの事が書いてありました。跡で見てみようと思っています。

ともあれ、やはり習得して行ったり、お金を貯めたり、ちょっとした習慣は工夫が必要。がんばりたいけどがんばれずに続ける事が何よりですよ。
と言うことで、まずはダイエットでもやろうかなあ。家族に協力してもらおうかしら。

ダメなら、さっさとやめなさい!

ダメなら、さっさとやめなさい! ~No.1になるための成功法則~
セス・ゴーディン/神田昌典:解説 有賀裕子
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ダメだと思うなら、最初からやらないほうが良いですよ。
でも、はじめた限りには成功するまで、とことん続けて行く事が重要になってきます。

それでは確実に成功する秘けつって何でしょうね。それはロングテール的にドンドン出すと言えますけど、実数で言うとロングテールになっちゃうと本と端数の集まりです。
やはりここはどんな小さな分野でもいいから、No.1になることが秘けつとなるのでしょうね。
そのポイントになるのが、「世界で最高になる」と、この本に書かれていました。

そして、成功しているときでも、一つの見極めとしては、いつ引くか。
引き際を間違えると、破滅の元になってしまいます。その前に何ができるかと言う事でしょうね。

ただ、うまく行かないときでも、本当にここから先がないのか、と言うがわからないと言う事です。
そこは進みながら新しい局面が得られる「運命の谷」かもしれません。
その時には、努力が報われるように行動あるのみですからね。
そして、途中でやめてばかりいるのは、ムダに行列を並び替えるのと同じ結果です。ムダに時間ばかり経ってしまいます。
効率良く行くためにも、つらいときにも歯を食いしばって行動する。動く限りにはその覚悟が必要でしょう。

情報自動生成!集客アップテクニック

情報自動生成!集客アップテクニック
松本 光春
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サイトの更新を続ける事って、大変ですよね。
というか、自分自身でも、このサイトが続いている事は奇跡だと思っています(笑)
でも、行進出来てきた秘けつって何かと言われれば、話題を絞ったと言う事にあると思います。読んだ本のメモ書きをブログに残す。そうする事で、自分の中で、読んだ感想をより顕著に残す事が出来ますし、そう言えば、あの本ってどんなことが書いたっけなあ、って時は、その感想を読み返すと、「あ〜、そういえば、そうだ」なんていえる事になりますからね。

さて、この本では、自分の中の情報や、様々な内容をどうやって残して行くか、また、サイトをどうやって続けて行くかと言う事が書かれています。
「自動生成!」と書かれていますが、本当に自動生成をするためには多数な人の力を借りるWikiのシステムを使う事なども紹介されていました。
でも、それ以上に、重要かと思うのは、続ける技術。この本では思った以上に、この情報が目に入ってきました。

まず自分で生成するならば、以下の三つがポイントに。

  1. 同じテンプレートで
  2. リンクを自動的に張らせて
  3. ブラウザでコンテンツの生成が可能。

まさにブログがちょうど良いのかもしれません。

また、ネタの共通化する事で、その型ができ上がって行きます。そうすると更新するのがくじゃなくなると。まさに私のブログでもやってきた事ですね。

まあ、不特定多数のサイト作りとしてレビューサイトという誰もが投稿し管理すると言う方法も紹介されています。システムが作れば、後は投稿を待つばかりですが、なかなか、そうやって運用して、成功したサイトは少ないのも事実。
最初に誰かが礎を築かないと構築されませんので、他人任せは難しいのですけどね。

正直言えば使えそうで使えない。でも試してみる価値はあるかも。成功するのは相当難しい、そんなテクニックな気がしますが、実際やってみて成功した人はいるのかしらん。

耳から学ぶ勉強法

耳から学ぶ勉強法
清水 康一郎
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CDの教材は非常に面白い教材が多いですよ。また、飽きる事なく何度も着ける事ができると言うのも魅力でしょうね。

私なんかがよく使うものとして、神田昌典氏のサイトで販売している教材は、値段が高いですけど、魅力的な物もが多いです。また、聞いてみて、実際に使えそうな内容も多く、「あ、これ試しにやってみよう」と思える内容の、教材も多くありました。ビジネスマンなら、一度聞いてみる価値はあると思います。

他にも手近な所だと、英語のCDを聞きながら通勤している様子の人も多くいますよ。
私も、TOEICを受ける前なんかには、そんな教材を聞きながら通勤もしたものですよね。
DUO 3.0 CD基礎用 (3)
鈴木 陽一
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さてそんな耳で学ぶ学習法のやり方?と言える本がこの本でした。

この本によると、本で読む事に比べると、聞くと言うのは、抵抗感が少なく、また、その声から体にエネルギーがみなぎってきてやる気が増える、それは言える事じゃないかと思います。
また、洋書では、CDブックは非常に多くでていますよね。アメリカは自動車社会ですから、より音で聞くということが、注目されているのかもしれません。

ともあれ、なりたい自分と言うのに、より近づく事ができる!、なんてこの本には書かれていますが、でも気分良くおぼえられる、繰返し聞けるということはCD教材ならではのポイントだと思っています。
自分の好きなジャンル、是非一度試してみると、良い物だと思いますよ。

月100万円のキャッシュが残る「10の利益モデル」

月100万円のキャッシュが残る「10の利益モデル」 (DO BOOKS)
丸山 学 古市 達彦
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会社がある程度の収入を得て、会社として大きくなるには、やはり、利益が重要になってきます。そのためにも、ビジネスモデルを模索する必要がでています。
当然企業には、人件費も、固定費もかかってきます。そこより更に収入を得るために、どんな手法があるのでしょうか。その方法を知っているだけでも、何か解決が見えるかもしれません。

さて、この本で出てくる10の方法。さっと書いて行くと

  1. フライングしてスタートする事で収益を得ようと言うモデル
  2. 小さなYahooを目指そう
  3. 信頼貯蓄型
  4. 価値が集まってくるとより大きな価値が集まってくるモデル
  5. 利益を生み出す事で、お客が離れなくなってしまうモデル
  6. 一つの成功事例を他に応用して行くモデル
  7. 安心とノウハウの集約したモデル
  8. しり尽くしている相手は離れる事が出来ない
  9. ブランドを作るモデル
  10. その他のモデル

収益を更に上げる事を考えると、確かに、この事が重要になってきます。「当たり前だろ」という人もいるかもしれませんが、それぞれを満足して押さえる事が出来ている会社は少ないとも思います。中小になれば、それは顕著です。
だからこそ自分の会社に会うモデルをしっかり作る必要があるのでしょうね。

教え上手になる!

教え上手になる!ー教えと学びのワークブック
関根 雅泰
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仕事を覚えてもらおうと、新しく入った人に、業務を教えるのですが、なかなか理解してくるとは限りません。
そうなってくると自分でやったほうが早い、なんて思ってツイやってしまうのですが、それではいつまでたっても相手は仕事を覚えてくれません。
そうなると何のために新しい人が入ったのかわからないまま…。

それでは、人を生かすと言う事ができません。
人を生かすためにも、やはり教え上手と言う事が必要になってきますね。
そして、人に教えるのはいったい何が難しいでしょうか。それはこの本によると、
「人とコミュニケーションを取る難しさ」
このことが基準になって、やはり人とのやり取りと言うのが、考えさせられます。

しかし、教えると言う事はメリットが多いのです。
自分自身が教える事で学びます。
また、教える立場になる事で、自分自身を律すると言う事になるでしょう。そして、相手が育ってくると言うのが何より楽しいです。
教えると言うのは、やはりやりがいのある事です。

教える秘けつって何でしょうね。
やはりそこには「構成」というものを組む必要があります。
この本では3段に。それは、

  • イントロダクション
  • ボディー
  • クロージング

当然その中にも構成をいくつも組む必要が出てくるでしょう。
イントロダクションには、その教える内容はなぜ覚えるのか?また、どうして?
と言った疑問を入れる事で理解しようと言う気力も湧くのですから。

多くなると教え方も変わりますしね。
そのことも触れられていました。私も経験的には、わかった人間が回りに教える。その間径が組み上がると、本当にクラスの雰囲気も良くなりましたね。

「加速力」で成功をつかめ!

「加速力」で成功をつかめ!
齋藤 孝
4794216335
齋藤先生の一冊。

成功をつかむのは、運と努力だけではない。
努力をどこで加速して、進んでいくか。この点に注目した一冊。
この本では、加速力の事を「何か新しい事にチャレンジし、それを身に付けていくプロセス」を指している。

意識して仕事をするだけでなく、どんどんこなす仕事、無意識の仕事、そして自動化された仕事を進める事によって、加速すると言うようだ。

加速すると言う事は、仕事をこなすだけではない。
メリハリを付けて習慣化し、必要な時にはどんどん新しい事を身に付けていく。
そのためには、一時的に、遠回りと思えるような習作の時間と言うの必要なようだ。その例を読んでいてなるほどと思う事もあった。
また、暇な時ほど、忙しくなった時のためにも、より習作の時間、加速をしなくてはいけない。

また、重要な事は満点主義からはなれること。7〜8割でよしとする。ただし、大きなミスはしないと心に決める。そのことが重要になってくるだろう。

また、加速に必要なのは量。量をこなさないとより上に進む力は出てこない。
なれるため、質を上げるにも量をこなして、その結果を出していくしかない。

そのためにも頑張る時間と言うのが必要なんだろうなあ。
また、その何を頑張るか。そのことをしっかり可視化する事の重要性も説いていましたよ。


「加速力」で成功をつかめ!

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livedoor BOOKS
書評/教育・学習

カリスマ 人を動かす12の方法

カリスマ 人を動かす12の方法ーコールドリーディング なぜ、あの人は圧倒的に人を引きつけるのか?
石井 裕之
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カリスマ性のある人。
そう言われるのは、難しいですよね。

でももしかしたら、ちょっとした秘けつで、そんな評価が得られる?と言うのは難しいと思うけど、人を信用させると言う点だけならば、コツがあるようだ。

コールドリーディングに関する本は、幾つか紹介してきたが、この本はある意味、決定本となるかな。
今までの人を信用させる力、コールドリーディングを生かして、人により信頼を頂く手法に踏み込んでいく。

たとえば、うなずき。
簡単にうなずかずに、相手の話を聞いて、しっかりうなずく。その一つでも相手の評価が変わってくる。器が大きく見える。

またトラブルに立ち向かう時。その時も、単純に正面から向かってあせっているだけならば、何も生まれない。それよりも今この瞬間に集中する事。
将来の不安を気にするよりも、今現在を正しく評価して、分析し立ち向かう。
それだけで全く結果も変わってくるようだ。

その秘けつを知っただけでも、この本は買う価値があったかもしれない。

チェーザレ

チェーザレ 3ー破壊の創造者 (3) (KCデラックス)
惣領 冬実
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チェーザレ・ボルジア[G] のことをマンガ化した一冊。
この名前、世界史をやっていれば聞いたことはあるんだけど、どういう人かどうもイメージがわかない。
本屋でぱらぱらと見ていると、その絵が気に入って、一気に買ってしまった。
どうも、モーニングで不定期連載の作品の様子。いつ話の続きが出てくるかわからない、読者泣かせな一冊には違いない(笑)

チェーザレ・ボルジアの時代と言うのは、ちょうど大航海時代の1490年代から1510年ごろが中心になるかと。
ヨーロッパも激動の時代なので歴史背景も強烈な人材が多く出てくるだろう。
この本でも2巻にはレオナルド・ダヴィンチ[G]が登場してくる。
実際にボルジアとダヴィンチは親交があったと言う事が歴史的にも伝えられている。

また、この本ではオリジナルの世に疎いキャラクターの視点から語られているので、その時代の風景の伝承が話に無理なく描かれている。原作の妙が効いているとも言えるかな。

マンガとしては政治的にドロドロしている権力争い、そして陰謀が渦めく、なんとも魑魅魍魎がはびこりそうな話になっている。
でも、この作者の絵は少女マンガチックで、また、見ていてきれいなので、そのどろどろ感も一服と言えるでしょうねえ。

絵のタッチが知りたければ、作者、惣領冬実のホームページを見てもらうのが一番。少女マンガの絵だけども、その緻密な描写に驚いてしまった。
これは習慣で書くのは不可能だよなあ。

話は権力争いの参謀術が渦巻いている話。司馬遼太郎の関ヶ原の様に、ドロドロした政治の話が好きな人には、面白いと思いますよ。
彼の周囲も、親が教皇の争いをしているし、それがチェーザレに運命をかき乱している。
いやはや、やきもきする本で楽しいですよ。