ロバート・ディルツ博士のNLPコーチング

ロバート・ディルツ博士のNLPコーチング
田近 秀敏 佐藤 志緒
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まさにコーチング、NLPに関する辞典と言っていいボリュームと内容の一冊。
コーチングのメイン手段としての、「目標達成」「問題解決」「人生の変化」といったものに、具体的な方法論を含めて掲載してある。
ここに実際にある手法は、コーチングのセミナーに参加したことがあるが、そこでも実際に使っている方法であった。

たとえば、「目標設定」
NLPでは要求のある人を導くことが重要な要素になっている。欲しいものがなければNLPは意味がないと言うくらいだから。

それでは、どんな目標設定方法を行っているか。
具体的な質問方法から書かれているの追っていくと…
1.成果を肯定的な言葉で表明させる
2.達成できたときにどんな感覚になるか、
3.自分自身での到達可能、目標を答えさせる
4.肯定的になることでの副産物、どんなプラスアルファがあるか。
5.状況的に見て適切かどうか考える

と言ったような質問を組み立てて回答得ていく。うまく誘導することで、質問者に思いを寄り遂げる方法と道筋を得ていこうというわけだ。

このほんのちょっとした部分だけでも、このように有効な手順が掲載されている。このほかにも、考える部分、実行してみたい部分多くある。
本当に辞書のような本なので、読みながら自分で索引を作って使っていくと効果がきっと変わるかもしれない。
NLPに興味がある、コーチングに興味がある。そんな人からすれば、よだれが流れるような、情報が出し惜しみされずに掲載しているので、厚い本だが読んでみる価値は十分だ。

ウェブ時代 5つの定理

ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!
梅田望夫
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シリコンバレーに住んでいる梅田さん。
そのシリコンバレーの英雄たちの言葉を紡いで、次に進む指針を切り開いていこうとする一冊。

アメリカベンチャーの考え方を学べる一冊として興味深く読めた。
例えば、ベンチャー経営に必要なこととは何か。
それは、日本の用に強力な社長集中主義ではなくて、最高責任者を中心にして営業、開発と言った、実行に責任持つマネジメントチームを持つこと。そして、その人間たちとの協議会をもって、運営すること。

アメリカでは、ベンチャーキャピタルを利用することで、お金だけでなく経験を持った人から助言などをもらい、より強固な会社を作るということも行っているようだ。

そして、採用基準としては、より自分よりできる人を取ろうと考える。
というのは、自分よりできる人がいるから、自分もより向上する可能性が広がるということです。
これがダメな会社だと、じぶんより能力費の低そうな人を取って変な優越感を残すところもあるというのが情けない。

また、Googleの経営倫理ものっていたのが興味深い。
それは、「邪悪であってはならない。」
彼らは本気でGoogleを「世界をよりよい場所にするための機関」としてとらえているそうだ。このくらいの気持ちを持って仕事に当たりたいものだね。

斎藤一人の「それで、元はとれるのかい?」

斎藤一人の「それで、元はとれるのかい?」―日本一のお金持ちに学ぶ楽しくかせぐコツ (学研M文庫 お 14-1 知の法則シリーズ)
小俣 貫太
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納税日本一で有名なひとりさん。その下で育てられた人が一人さんの考え方、感じ方を、自分を通してまとめた本。
ここには商売に通じるエッセンスがいくつも入っているという印象でした。

話はこの作者が子供だったときから始まる。
その頃まだ一人さんも大金持ちではなかったけど、仕事のはじめのところだったようだ。そんな一人さんが、子供だった著者がピアノを始めたときにいった言葉が印象的「それで、元がとれるのかい?」
商売人なら、本当に気になる一言です。儲からなければ、仕事は続けられないし、従業員には給料が払えない。だから元を取るという発想は続いていかないといけません。

そして、何より読んでいて楽しくなってくるのが「どうせ努力をするなら、楽しくやった方がいい」と言うこと。
これは商売の基本にしているのが何よりすごい。
今やっている商売が楽しいのか? これが非常に重要だというのです。自分が楽しいと思えないなら続けることができない。当然、仕事というのは大変です。でも、商いは「飽きない」なのですから、楽しく続けられることを大前提に商売を作っていくのです。
だから、お金にとらわれて商売していると、数字を追いかけるだけなのでちっとも楽しくない。それはやめないとお金に今度は嫌われてしまう。
ああ、自分でもそんなときがあったなあぁと、ため息が出てしまいます。

そして、失敗もかまわないのです。
何もしなければ次に進めません。でも、失敗しながらも、何かをつかめば、新しいことができるようになります。
そして、これはチラシのテクニックでもあるのですが、相手に手紙を書くように資料をそろえていくこと。難しく考える必要なしに、手書きでもやってみることが重要ということですね。

そして、お金が出ている状態な時は気をつけましょう。
それは、単純に頭を使っていない状態です。うまくやろうと工夫し続けることが商売人の必須条件ですからね。

この本は、気になったことを書き出しただけでも、ためになるなあ。
商売人なら、必ず学ぶところが出てくる一冊でした。

NLPの基本がわかる本

実務入門 NLPの基本がわかる本 (実務入門)
山崎 啓支
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人と人とのやりとりほど難しいものはない。そんなコミュニケーションの方法として、理解しておくとよいというのが、NLP。最近話題にあがっているので、個人的にも理解しておきたい技術ですね。

NLPを理解する上で重要なことは、脳の仕組みを理解すること。
脳の基本は快を求めて、痛みを避けるということ。同じように基本的なやりとりにも痛みを避けて安全な構成することが重要になるでしょう。
また、脳に関してもう一つ重要とあげられていたのは、「空白」を埋めようとするということです。強烈な問題意識が有れば、そこを埋めようと脳は動こうとする。問題を感じることができれば、脳は動くのだそうです。と言うことは、問題意識、潜在的に感じることが有るだけで、全くこれからも変わってくるということですね。

つぎに効果的なやりとりとして。
どこに焦点を置くかで状態が変わってきます。何か失敗したときに、なぜ問題が起こったのかを考えれば、否定的な発想しか生まないし、暗い気持ちになる。しかし、「どうすればうまくいくか」と考えれば、何か次ぎを考えられるし、カバーも浮かぶのです。
そして、考え方に「例えばあの成功者ならどうするか? あの人ならどう動く?」と言ったように考え方を導こうとすると、自分だけの考えに固まらなくてすみますよね。
発想法、考え方で物事がだいぶ変わってくるというのも、重要ですね。

機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威

機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威 コンプリートガイド
ファミ通書籍編集部
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やっとの事で、ギレンの野望がクリアーできた。といっても、ジオン軍だけだけどね。
このために、PSPをかってやり始め、ジオン軍で転戦を続けてきた。 ついに最後までいったのだ。この期間2ヶ月。しっかりその間、会社の帰りや、ちょっとした隙間時間でもやり続けて到達したエンディング。まさに感無量。

その間にゲーム自体は値段が下がっちゃったけどね。でも時間以上に楽しめたからよし

機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威
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ゲームの内容自体は、まさにギレンの野望そのまんま。
だからこそ安心してできる。後はモビルスーツとキャラが増えただけだ。なので、楽しいことがわかっていて、できるのがうれしい。

クリアーした後に攻略本を手に入れてみた。今更ながら、作っていないモビルスーツが多いなあ。また、グレミーの専用モビルスーツが多いこと。これはZZを知らないのが問題だったかな。

次はティターンズ編かアクシズ編でクリアーしてみようと思っている。と言うことは、もう2〜3ヶ月は確実に遊べそうだなあ。

ガンダム好きで、妄想しながらゲームやりたい人には、やっぱりいいゲームですよ。

あなたに金持ちになってほしい

あなたに金持ちになってほしい
ドナルド・ トランプ
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ロバートキヨサキが出てくる本は、できる限り読んでいる。今回はあのアメリカ有数の大富豪、ドナルドトランプとの共著だという。いったいドナルドは何を考えているんだ?

ドナルド・トランプというと、 トランプターを建てたニューヨークの大富豪。また、有名な一言「You’re Fired!」ってかんじだから、わかりやすくお金について書くというイメージはなかったなあ。

個人的にドナルドトランプと言えば、この前のレッスルマニアでビンス・マクマホンとのビリオネア、髪きりマッチが印象深いけどね。詳しく知りたい人はyoutubeへのリンクをつけておくから見てみて。

ことの成り行き(この話作りが好きなんだけどね)
http://jp.youtube.com/watch?v=buDUJKgXnks&fmt=18

試合の模様
http://jp.youtube.com/watch?v=q2Wk2EynOSY&feature=related&fmt=18

その顛末
http://jp.youtube.com/watch?v=PoRvBca8pcg&feature=related&fmt=18

さて、本の話に戻るけど、この本ではロバートの金持ちとお産方式の記述を素に、ドナルドがそのアンサーとして情報をつないでいくという方式だ。
基本的な話の流れは、いままでの「金持ち父さん、貧乏父さん」の流れといえるかな。

前の作品でも警告が出ていたが、アメリカでもベビーブーム世代が引退を迎えている。これは日本では団塊の世代の引退がそれに重なる。
その時には経済上、様々な問題が起こる。そこを確実に、そして安全に過ごすには、「お金持ち=資産を保持していること」 が重要になると説く。だが、そこに立ちはだかるのは自分の意志、そして、自分が作った殻に他ならない。そこを超えていこうと。

実際にそのお金を作る方法は、やはり不動産王二人の話なので、不動産が中心だが、勉強になるところが多い。その点は是非自分の目で本を確かめて欲しい。

3年で富裕層になる!

3年で富裕層になる!―4000人の新世代リッチと会ってわかった方法
臼井 宥文
458413068X

お金持ちになるといえば、昔からある「爪に火をともすよう、こつこつお金を貯めて金持ちになろう」という概念が最近の富裕層にはなくなってしまった、と著者は言う。

それどころか、何かブレイクスルーを持ってある程度短期間で資産を作りお金持ちに変わっていく人が多くなってきているようだ。この本を読むと短期間で資産が作れそうな気がしてくる勇気がもてる本。後は実行力ばかり。
(ここら辺は、私が前から似たような本を読んでいて、常に言っているな。がっくり)

また、サラリーマンではお金持ちになれない、と言った話があるが、そこも変わってきている。それなりの成果を出していれば、その恩恵が得られる会社が増えてきている。ストックオプションのおかげで小さな会社から上場した社員が資産を持つことができる人も何人もいた。

それじゃあ、運以外でどうやって実力を発揮していくか。
人によっては株やFXなどで資産を築く人もいる。また自分の商品を海外展開することで成功している人も多い。ここでのポイントは市場が日本だけではない。海外にまで目が向けられるか、そこまで理解力を得られるかが非常に重要なようだ。

お金持ちになると、ただ使うだけが重要でなくなる。選ばれた人として意識しないと。ある意味ノブレスオブリージュが有るというわけ。例えば、あのビルゲイツ。あそこまで行くと、どこに資産を寄付するかというのが重要になる。この寄付というのが海外では非常に重要視されているが、日本では、どうなんだろう?? 私はこの手の本でその重要性が説かれているので、ちょっとは意識するようにはなりましたけどね。
でも、そもそもお金は天下の回りもの。それを世にうまく流すことが非常に重要な作業ともいえるでしょうね。

さて、それでは3年で富裕層になるにはどうすればいいでしょう。

まずは一年目、ここでは種銭となるお金を作ります。まずは一生懸命働いて100万円を目指しましょう。

次に二年目。ここが踏ん切れるか。そのお金をレバレッジに借金して一気に投資をする。投資先は株や外貨かもしれないし、事業かもしれない。 そこで一気に勝負をかける。
ここがうまくいくかが重要になる。

3年目はその資産を安定して運用する。一番のここでの的は、「無駄遣い」。
短期で集めたお金は、あっという間に使っちゃう人も多いらしい。ちょっと身にしみる(汗

とにかくお金に対して、変な偏見を持たずに、挑戦すること。
これが基本かもしれません。私の場合は、まずは次のステップ、事業の投資について考えてしまいました

情報は1冊のノートにまとめなさい

情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」
奥野 宣之
4901491768

集めた情報をまとめることって、できるようで続けることが難しい。私も何回かMoleskinを買ってみたり、バインダー式のノートを買ってみたりやってみたが続いたことがなかった。

仕事用にほぼ日手帳は続けているが、それ以外に情報を書き留めるって、このブログ以外うまくいっていないというのも現実。

で、この本はA6サイズのノートに片っ端から情報を集めよう。そして、その索引だけテキストファイルに集めてしまおうと提唱する。

A6サイズというのが巧みで、ほとんどのプリントはA4折りたたんで貼り付けちゃえば、それで片がつくわけで。そうやって一冊のノートにガンガン情報を組み込んでしまおうというわけだ。

記録が残っていれば、昨年何やっていたかなあとか、こういうアイデアあったなあとか、あのお客さんのところに半年は行っていないぞ。そういうのが思い出せる。

思い出すきっかけにそのノートの索引をテキストファイルに落としちゃえば検索で一気に見つけることもできると。
なるほど、これはまねすべき要素がいっぱいかもしれない。

まずは、索引だけでもテキストにするってのはありだと思うぞ。

神秘家 水木しげる伝

神秘家 水木しげる伝 (怪BOOKS)
水木 しげる

私にとって今一番おもしろい漫画家って誰だろうと考えてみると、最近妙にはまっているのが、水木先生。

鬼太郎が面白いと言うよりも、水木先生が面白すぎる。
実際に水木先生にインタビューしてきた友達が言うには、本当に人間離れしているというか、不思議な魅力とオーラ持っている方だと言うじゃないか。うーーん、今生きている妖怪って水木先生なのかもしれません。

その水木先生の人生をまとめたマンガが、この水木しげる伝。

生まれた当時の境港の話は、今の世の中とかけ離れた感もある。当然そこに出てくるは、有名なのんのんばあも出てくるし、不思議な親父さんや出来事もいろいろと。
この環境が水木先生をはぐくんだんだろうなあ。

当然漫画家になって食えない頃の話は、また面白い。食えない頃は先生、どうも貧乏神が見えていたらしい。だから貧乏だったのかな。でもある日、福の神が現れてから鬼太郎が大売れ。実際にありそうだから笑ってしまう。

そこからは世界の霊的な話もでてきたり。メキシコの話やらイギリスの妖精の話やら。

知っている編集さんに裏話も聞くとまた面白い水木先生。しばらく、作品以上に注目ですね。こういったエッセイ漫画的なものもこれから、是非書いてほしいですね。4048541943