ちょっとアホ!理論

ちょっとアホ!理論 倒産寸前だったのに超V字回復できちゃった!
出路 雅明
4774507644
 この本は今年、さまざまなブログで取り上げられていた衝撃的な一冊でした。
 私も以前に読んでいたのですが、「そういえば紹介していないや」と、この本を取り上げる事にしました。

 企業を差別化するってどういう事でしょうね。この本の著者は色々やってみたのですが、たどり着いたのは、「本気で楽しくやる!」という事でした。そこで出て来たのが、「ちょっとアホ!」。

 社員も本気でアホな事に取り組みます。アホだから、皆に愛されないと行けません。その為に周りの商店にも楽しい人たちだなあと思われるようにあいさつも楽しそうに。お客さんにも楽しそうに接客を初めて行きます。そこから、「ああ、この人たちアホでいいなあ」とお客さんにどんどん喜ばれていきます。

 そして、そこには「アホの楽しい輪」ができる。あそこの店にいけば、楽しいアホに会える。そう思ってお客さまは虜になってしまう人もけっこう出て来たようです。おかげで商売繁盛。本気でアホに挑戦すると言うのが企業の差別化につながったと言う特殊と言うか、うらやましい例ですね。

 ただ、すごいと思ったのは、これを社員に徹底させている事。中途半端に、顧客に接したら、鉄拳制裁の勢いで! 体育会系のかいしゃなんですねえ(苦笑) でも、そのおかげで徹底した顧客サービスを作る事が出来たようです。そしてそのおかげで、「楽しい」ということが徹底してきています。おかげでスタッフの意欲も全く違うようです。本当にこの本にもあったけど、「ちょっとアホ!やる気スパイラル」ができて波状的に良くなっていくよう。
 
 とにかく楽しくやるのも徹底的にやると、ここまで来るのか。唖然となりながらも、すばらしいと思える一冊。今年の印象に残る一冊に確実になるでしょうね。


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