子どもの日本語力をきたえる ー 親子で読む『理想の国語教科書』
齋藤 孝
齋藤先生流の小学生向けの国語の文献の選び方、そして授業のやり方について書かれた一冊。
どのような文章を取り上げて、どのような形で授業を行なっているのか、知りたかったので読んでみました。
齋藤さんの基本的な考え方としては、現在の国語の教科書は簡単すぎる。一番伸びる力を持っている子供たちにもっと歯ごたえのある、そんな文章を口に出して言葉を繋げるべきだと。
だから選ぶ文章は夏目漱石だったり、新美南吉、ラブレーといった名作をどんどん読ませるべきだと。とうぜん、子どもにもわかる部分をうまく抜き出して、どんどん朗読させる。
そうする事で日本語に対する恐怖心や意欲を学ばせようと。
なるほど。実際に現在の教科書にはどんな文章がのっかているのか、わからないので何とも言えないけれども、以外に名作と呼ばれる本は、本当に面白い本が多い。
私もヘミングウェイを読んだ時に、「こんなに面白いのか!」と驚いたものねえ。名作に抵抗感なくさせる為には小さな時から触れる機会があったほうが良いに決まっていますからね。
理想の国語教科書
齋藤 孝