特盛! SF翻訳講座 翻訳のウラ技、業界のウラ話

特盛! SF翻訳講座 翻訳のウラ技、業界のウラ話
大森 望
4327376965
SF小説の翻訳となると普通の英文を訳す事と全く条件が変わるものです。普段使わないような単語がバンバン出てきます。

たとえば、「Klingon」ってわかりますか?
あと、「adamantium」ってなんの事だかわかりますかね?

正解は、スタートレックのクリンゴン星人とX-Menのウルバリンの爪に付いているアダマンチウム合金のことです。こんな単語当然ながらどこの辞書にも載っていません。SFではオリジナルの言葉がよく出て来ますからね。
 最近は、翻訳者さんによると、よくわからないSF用語をネットで検索すると、ある程度推理出来る。にたような用語の使い方が出てくるので、やりやすくなった世の中になったものです。ですが、インターネット以前の翻訳者さんはどうやってこういう言葉を翻訳していたんでしょうね。

 そんなSF翻訳家大森さんの裏事情が書かれた翻訳家事情の掲載された一冊です。

 例えば翻訳家はどんな辞書を使っているのでしょうか。
 私の友達の翻訳家は、「英辞郎」とGoogleでかなりの翻訳が出来るよっていっていましたね。大森さんの場合はこんな辞書や本が使えるとのことです。
新編 英和翻訳表現辞典
中村 保男
4767430097
英文翻訳術
安西 徹雄
4480081976

 たしかにSF翻訳となると、特殊な技術と言うか言語能力や作品対する知識が使えないと翻訳出来ない本がとても多いでしょうねえ。でもその翻訳に関するお金事情を聞くと、とてもじゃないけど、安くて生活が苦しいなんて話も聞きますよ。
 初版の部数が少ないと、印税が50万きる場合もあったり、本の寿命が短い今の世の中では、増刷されなければ、翻訳者さんたちは、全然儲かりませんですからねえ。
 私も友達の翻訳価格を聞いて、あまりにかわいそうになった事もあったくらいですから(・・;)

 一番の助言はたとえ本を出版出来たとしても、勤め人はやめないほうが言いそうですよ。はぁ、世知辛いというか、夢のない世の中ですねえ。

 でも翻訳の仕事ってなぜか、憧れてしまうところがあるんですね。いやはや不思議な仕事です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です