ハンバーガーを待つ3分間の値段

ハンバーガーを待つ3分間の値段ーゲームクリエーターの発想術
斎藤 由多加
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 シーマン[G]で有名になった斎藤由多加さんのコラムを集めたもの。

 ちょっと視点を変える事で、思いの外意外な効果を出せた、彼独自の視点が非常に面白い一冊ではありましたね。
 例えばシーマンの音声認識。音声認識の相手に「わかりません」と言わせると、やっている人間は「なんだこいつ」といやになってしまう。そこでどうしたか? 「何言っているかわかんねーよ」とシーマンに怒らせたら、人間がすまんすまんとていねいに喋りだした。おかげで音声認識に人間側が対応出来てゲームとして成立出来たと言う。いやはや、そんな考えたしかに思いつかないね。

 そんなふうに世間を見て行くと、色々と世の中の見方が変わっていく。たとえば「並と玉」。 こう言われれば、どこで食事しているかわかる人にはわかってしまうしねえ。
 ゲームを製作する時にも、この省略をうまく使う事らしいからね。

 ゲームには瞬時に判断して、それをエンターテインメントに変える必要がある。役割があるし、出来る事にも限界がある。うまくできると面白ゲームに変化するしねえ。

 それを楽しみに、新しい作品、楽しみにしましょう。そう言えば大玉も斎藤さんの制作でしたねえ。あのゲームも編だったけど面白かったっすよ。


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