ハンコで5億稼ぐ道 ー元フリーターがネットビジネスで成功を収めるまでの450日の軌跡
日向 咲嗣
ネットで商売している企業で、成功したねえと言える企業はどのくらいあるんだろう。ボチボチというのは多いンだけど、大もうけしていると言うのは、それほど多くないと思う。
その数少ない売上をネットで大きく売上を上げている企業に「いいはんこやどっとこむ」があるでしょう。私もここで買った事があります。
とにかく値段が安い。その値段の仕組み、そして、その創業に関する苦労話。現在に至るまでの事が細かに書かれています。しかし、よくここまで来たなあと言うか、「ハンコ」という仕事にたどり着いた嗅覚に、同行の仕事をしている人間からすれば、その思いきりに、驚いてしまった。
仕事のスタンスに色々な形があるが、相手の懐にまで潜り込んで仕事をしていく思いきりと言うのは、なかなか判断付かない。だがこの会社では、その印鑑業者が「ほっとけないなあ」といえるような人だったようで、その人の会社の売り上げでサイトの制作をしたようだ。そこから仕事が始まっていく。
うまくいったところは何より制作する人間が全て社内で賄う事が出来た事だろう。
例えばホームページのアクセス数を上げる為にはでき上がったサイトに細かく調整の調整を続けていく必要がある。でも自分たちのサイトならそれが出来る。そして、商品に応じてプログラムを儲けなくてはいけないがそれも自分たちで出来る。それがコストダウンにも繋がるし、スピードにも繋がった。人と時間を味方につけるには、それなりの運もないとなかなかうまくいかないものですよ。
本を読んでいると人間同士なのでうまくいかない事もあるようだ。そんな話も載っていたなあ。でも、最近のネット企業もどろどろなくらい人間的な仕事だと言う事は理解してもらえそう。この本を読むと改めて思う事ではありますね。
■個人印鑑/チタン印鑑実印(牛皮ケース付)/シルバーピュアチタン/10.5mm