ソロモン王の箴言ーユダヤの賢人が導く大富豪への道
スティーヴン K.スコット 槙原 凛
聖書にあるソロモン王の記述部分に大富豪に結びつく秘密がかくされている! というのがこの本。ところが、残念ながら旧約聖書にあるソロモン王の記述の詳細はこの本には書かれていない。あくまでその解説だけなので、その部分を読みたいのならば、聖書を手に入れるしかないのでしょうかね。
さて、ソロモン王のもたらす道とは何か。まずは勤勉に働くこと。勤勉とは現実に目覚めて先延ばしにしない。そしてビジョンを明確化する。そして、相談できるパートナーをもち、重要なことは自分一人で決めるようなことはしない。そして、知恵を得る為、様々な勉強していく。
こう並べてみると、ナポレオンヒルにあるような成功法則そのままですな。まさに成功本の基本は聖書にあると誰かが言っていたが、ソロモン王の部分にもつながるのでしょうね。
また、各項目にも言及が。例えばパートナーに持つ人間にはどんな人間が良いか。それは誠実な人間、気の長い人間。そして愚か者、詐欺師、こびへつらう、そんな人間ではないこと。
当たり前なことを当たり前にできる人ほど偉大なことはないのかもしれませんね。
また、与えると言う考え方にも。気前の良さは誰にでもたたえられる特質のある物。本当に必要な物を気前よく与えることが出来たとき、物質的だけでなく精神的にも満足になれると。
昔から続く本に、様々な要素が含まれている。また欧米では聖書にまつわる成功本は非常に多い。これは面白い所ですね。
ところで、この本でもオプラ・ウィンフリー[G]という人が成功者の一人としてでていたけど、この人のこと、よくわからないのですよね。いったいどういう人なんでしょうね。欧米の成功本を読むと、しばしば見かけるんですよこの名前。