五感マーケティング

五感マーケティング
高橋 朗 しりあがり 寿
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 しりあがり寿の絵が非常に笑える、マーケティングな一冊。エピソードとマーケティング的な考え方がうまく結びついているような。よんでも面白かったしねえ。

 ちなみにこの本では埴輪のメーカーが新しい商品を売るには?といった切り口で書かれている。部長も一本抜けているし、みんな抜けている。でも、最後には商品がきちんと出てくるのが、法則をうまく使う事という事でしょうかね。
 しかし、はにわか〜、と妙な突っ込みを入れながら。

 でも新しい事も積極的に載せている事も、好感を持ている。たとえば、WEB2.0的な話ものっている。そこにあるのは、「完成の交流」。企業側、というか発信側と見ている人たちの間に完成の交流がない限りなかなか発展していかない。
 やはりサイトのほとんどは、発信側の情報を見る、という事で終わっている。面白い切り口は携帯の小説情報。高校生や若い女性には支持も多いので、使うメディアとしては面白い。ちなみにこの本では、女子高生のボーイズラブに埴輪商品をのっけようとアイデアを出しているのに笑ってしまった。面白いところを見ているなあ。

 文面で重要なところは物語やメッセージをどう伝えるか。
 物語で共感を呼び、そしてお客さまにどう想像してもらうかと言うのが次の一手となる。この部分がこの本の面白いところ。商品に物語を組み立てると言う事が重要なマーケティングメッセージとなるでしょうかね。
 そこには、聴覚に訴えるもの。臭覚にうってる文面というのも加えて、五感をどんどん想像してもらいましょう。
 しかし本として、エンターテインメントとして、面白い一冊でした。


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