年俸5億円の社長が書いた 儲かる会社のすごい裏ワザ
平 秀信
平さん流の商売のやり方。そのノウハウが詰まった一冊。
まずお客さまのリストを作るにはどうするか。お客さまから手を上げさせる事を第一とする。
その為にフロント商材を手に入れてもらう事をお客さまに行なってもらう。行なう為には、無料サンプルや小冊子と言った物を用意すると良いようです。
そこで得たリストを元に、顧客リストを作成し、資料を送っておく。そしてフォローの為にニュースレターを送って、フォローの電話を入れる。
そして見学会などを行ない、営業マンがお誘いを入れておく。
細かい事は他にもいっぱいあるが、お客さまが特になる情報をどれだけ提供出来るか。これが一番の商材になるようです。
この方法は時々公民館で商品を販売する方法があるのと同じようですね。結構聞くのは、有効な方法だからでしょうね。
その後お客さまの信頼を勝ち取るにはどうしたらいいでしょう。安ければ買ってくれるのか。それはあまり関係ないようです。それ以上に必要なのは、営業マンの信頼。その為には、お客さまの不安を聞く事。それが信頼を勝ち取る為に必要な事。ほとんどの場合は資金に関する事がほとんどだとか。共通していればある程度の解決策が見えてくるかもしれませんね。
お客さまを集める為に広告を出す事。それを続ける事が経営を続ける秘訣。その為にも自分の商品を20秒で簡潔に伝える事が必要です。その部分に頭を絞りましょう。
また、お客さまがどうやれば買えるか。その方法を具体的に見せてあげましょう。その為にも何を求めているのか、研究する必要があります。
その為にもお客さまの意見や、クレーム等もしっかり聞いていきましょう。
こう平さんの方法を見て行くとお客さまをどれだけ見ているか、というのが必要な事ですね。しっかりお客さまを観察して、答えをもらっていきましょうか。
年俸5億円の社長が書いた儲かる会社のすごい裏ワザ vs お客が集まる!ワルのしかけ
最近読んだ本に、「年俸5億円の社長が書いた 儲かる会社のすごい裏ワザ」と「お客が集まる!ワルのしかけ」というのがあります。
両方とも経営戦略・戦術の指南書なのですが、内容は経営者でなくてもとても役に立つ事が多く、立て続けに読んでしましました。それぞれ2〜3時間で読めるモノですが、メモを片手に読み直しをしたり、考えを巡らしたりとか、結構長い時間読んでいたように思います。
後読感は、前者の「5億円〜」のほうが良くあっさりしています。各項目後に、その項目のテクニックやまとめがサラリと書き加えられており、一見巷にあふれている経営ハウツウ本のような印象を受けるのですが、内容は具体的かつ自分でも応用可能な方法を掲載されている。実直な人柄が見えるような著書だと感じました。
後者の「〜ワルのしかけ」は題名や表紙からは想像出来ない程まともなことが書いてあるのですが、お客の心理をいかに自分の会社に向けるのかといったノウハウが多く、DRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)の陥りやすい失敗点を指摘しつつ現状のマーケティングに触れるなど、読後に疲れを感じるくらいテクニック満載です。「他よりちょっとマシ」を目指すくらいがいいのでしょうか。
お客の心理をどう読むのかは、それぞれの経験や価値基準に左右されてしまうのですが、絶対的な価値基準のない今、「売り上げを伸ばそう」「安売り競争から脱出しよう」と思っていらっしゃる方々には、良いアドバイス本ではないでしょうか?
それぞれ印象に残った言葉は、「お客が歩く道はお客につくらせるのが一番良いのです、〜中略〜まずお客が何を求めているのかを研究する〜中略〜うまくいったらそこを道とする」片や「誰にでも届く言葉は誰も聞いてくれない言葉です。わかる言葉は次を欲しません」
・・・当たり前だけど、当たり前にできていない現状を突かれ少しギクッとしました。
年俸5億円の社長が書いた 儲かる会社のすごい裏ワザ
作者: 平 秀信
出版社/メーカー: アスコム
発売日: 2007/01/31
メディア: 単行本(ソフトカバー)おすすめ度:☆☆☆☆☆
お客が集まる!ワルのしかけ
作者: 今井 裕志
出版社/メーカー: アスコム
発売日: 2007/01/31
メディア: 単行本(ソフトカバー)おすすめ度:☆☆☆☆