「仮説」「実施」「検証」で利益を最大化! “キーワード有効度調査”からはじめるSEM戦略
権 成俊 李 泰成
サーチエンジン対策のSEOの本をいくつも読んでいるが、切り口がだいぶ似たり寄ったりになってきている。でも、そこに一石を投じるような、効果的なSEMに関して書かれている本があったのでご紹介。検索に関する本で、久しぶりに良い本と思える物が出て来たぞ。
サーチエンジンに対応するにはどのようなキーワードを選ぶかと言うのが重要。これはSEOにかかわる人にとっては、当たり前のことになってきています。でも、そのキーワードを効果的に設置できるかと言うのは全くの別問題。
この本では、キーワードを効果的に配置する為に、このことを約束事として決めています。
「1ページに対して1キーワード」
キーワードが多くなることでそのアクセス状況が分散されてしまうとのことです。欲張っていくつもキーワードを入れていた記憶があるが、それはまず避けるべきなんでしょうね。
それでは多くのキーワードをより効果的に検索に当たるようにするにはどうしたら良いか。それは、各ページにどのキーワードできて欲しいか、改めて検討してそれぞれにSEOを行っていく。要するに全ページにSEOを施していくことが重要になってくるようです。
HTMLにまつわる基本的なことはこれまでと同じで、hxタグをうまく使う。キーワードの設置。そして、アンカータグをうまく使う。これはページに使っているキーワードをアンカーに設置する、なるほどねえと、改めて思えるテクニックです。
また、面白いなあと思ったのは、リンクの数が多ければ良いと言う前提が崩れてきているようだ。と言うのは、以前からおや?と、この業界の人たちは知っていたが、SEO会社の大量リンクを設置すると、なぜかGoogleやYahoo!での評価が落ちていた。
そのようなまとめてやたらに載せるのではなく、効果のあるサイトに掲載することを行うと効果が上がるようだ。
その一番はYahoo!のディレクトリなのは言うまでもないけどね。
しかしSEOもだいぶ洗練された方法が出て来たなあ。少しづつだけれども、方法が見えてくるとSEO業者に頼らなくても効果のあるサイト作りはできるようになりますね。