何のために働くのか

何のために働くのか
北尾 吉孝
4884747739
SBIホールディングス[G]の社長、北尾さん。テレビに時々でている姿をみていると、口幅ったい事なく、言いたい事を言う姿に、好感が持てそうな、そんな社長像をみていました。
しかし、この本を読んでみて思ったのは、すごく筋の通った方だと言う事です。というのは、まさに古典をよく読んで、その知識を実生活に取り入れようとしている。
 それは自分の書いた本ですからね、演出として書くと言う事もありますけれど、しかし、その内容の濃さは、一朝一夕で習得した知識とはかけ離れています。いやはやびっくりです。

 さて、この本のタイトルにもなっている「何のために働くのか」。それは、自分がよく生き、体験を踏まえて自分を練って行く。よりよい生活を目指すために「働く」と言う事が重要な要素になると言う事なのです。
 それでは、そのように仕事をするためには、何が必要になってきますか。それは、天職を得る事が必要になってきます。その天職を得るためには? それは、与えられた仕事を一生懸命続けて行く事です。
 自分のために仕事を続けて行くとで、困った事、大変な事も多くあるはずです。しかしそれも、天から与えられた物。「おまえはもっと磨かれなければならない」という天啓でもあると。
 過程を得る事で、自分自身ができる事、達成できた事を知る事が出来ます。その事がをわからないと、自分自身がわからないという事になります。
 自分自身を知るために、しばらくは一つの仕事を専心する必要が出て来ます。最近は若い人がどんどん仕事を変えてしまうのも、より成長するためには、避けるべき事かもしれません。

 さて、仕事に頑張るのは良い。でも、それでも行き詰まる事が多くありますよね。例え寝食を忘れるくらいに一所懸命働いても、どうしようもない。仕事がイヤでしょうがない。そんなときはどうしたら良いか。三つの案を出していました。

  1. 自分が打ち込めると言った仕事を新たに探す
  2. 趣味に打ち込んでみる。同好の士を集めて発散させる
  3. 考え方を変えてみる。今の状況を視点を変えてみると実は状況が違って見える。

 ともあれ、仕事と言うのは、小さい事の繰返しです。失敗しても落ち込んでも、とにかく続けて行きましょう。そして本を読みましょう。古典を読みましょう。私もチャレンジしてみようと思っています。最近は読みやすい、よい本が増えましたから。
高校生が感動した「論語」
佐久 協
4396110421

 そういえば、この本出版を記念して、講演会が行われるようです。個人的には、参加しようかなあと思っています。
本を持っていると、割引らしいですからね。
http://www.seminars.jp/user/seminar_d.php?sCD=10308


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