ドクター・オガワに会いにいこう。ーはじめてのマーケティング
小川 進 上田 バロン
初めてのマーケティングブックと言うだけあって、わかりやすい絵本の形態ででていますな。中身についてもマーケティングの必要な知識をちょっとSFチックな絵柄で、解説してくれます。
でも、その図はだいたいはつかめるんですけど、本当にだいたいなので、もう少し書込まれていると助かるんだけどなあと…
内容についても、まず、「マーケティングってどういう事?」から始まりますね。
需用をさらによんでお客の期待を越えるような行動がマーケティングになります。
あくまで、マーケティングの本なので、詳しく説明する部分は細かな文字が入っちゃってました。その部分では絵がお飾りになってしまうのが、ちょっと残念な仕組みになっていますね。
絵本か?マンガか? そう言う意味でどっちつかずの編集になっているところも残念。絵柄が面白いだけにそこを引きあげて欲しかったなあ。
でも、すごく基本は書いてあるんですよね。基本と言ってもバカに出来ない事ばかりです。
きっちりと4c(4Cとは、顧客価値(Customer value)、顧客コスト(Customer cost)、利便性(Convenience)、コミュニケーション(Communication))と言う重要用語も外さないですよ。ちなみに、この事で一冊本になるくらいですから、当然説明は足りないとは思いますけどね。でも、必要な人はその本を読めば良いのですからね。
なので、マーケティングって何ぞと思っている人には、この本では取り合えず得る事も多いので、気軽に読んでみるにはいかがかなと思いますよ。