こっそり儲ける経済学

こっそり儲ける経済学ー人には教えたくなかったおいしい仕事の秘密
門倉 貴史
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 身の回りの商売をやっている仕事で、どうやって稼いでいるのか、不思議な商売がいくつもありますよね。そんな商売の謎解きをしていくのが、この本。

 たとえば、あまり人のいない古本屋。神保町の古本屋ならば、ひっきりなしに人が入っているところなどもありますけど、そうでない、街の小さな古本屋だと、どうなんでしょうねえ。
 最近では、amazonによる通販で結構名前のでている古本屋さんもありますけどね。
 でも一番の収入源になっているのは、「古本市場」と呼ばれる古本屋さん同士の競り市があるようですね。そこで在庫に入ってきた希少度の高い本を高く売って稼いでいると言う事もあるようですね。

 また、ラーメン屋さん。人が少なくても、例えば住宅街にあるような店と駅前の店では地代が全く違う。経費がかかってくるのが違うので、駅前にあって人が入っているからと言って儲かるとは限らないようです。お客が少なくても、地代・人件費がかからないところにあれば、それほどお客がいなくても儲かるとか。ここら辺は供給曲線の感覚なんでしょうね。

 あと面白い話題もあったなあ。例えばおみくじは、ほとんど同じ会社が作っているとか、カツラは中国の農村の髪を買っているとかね。中国はカツラ大国でもあったようです。

 これから注目ビジネスとして、葬儀ビジネスもあるが、中はなかなか大変みたい。結婚式を行なっているグループの参入も多いみたいですよ。


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