なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?
パコ・ムーロ 坂東 智子
帯にかいてあるが、スペインで最も売れたビジネス書らしい。タイトルは「ゴルフ」の話が書かれているので、その話しが中心なのかなあと思ったいたら、本の中での1章でしかない。
この本は、ビジネスにおける心構えをお話仕立てにして読みやすくした寓話集と言う感じでしょうね、なるほどと思える話しがしっかり入っています。
個人的に気になった話は、「アリ株式会社」と言うお話。
コストカットのために、1本の足を取っていく。最後には足が無くなってしまい、動けなくなってしまったアリは最後に待ち受けるのは「餓死」だ。
仕事してできる事は、コストカットをして生き抜く事ではなく、動けるうちに、どのような攻めな姿勢、行動がとれるかと言う事でしょうね。
この本のタイトルにもなっている「ゴルフ」の話は、こんな感じ。
ゴルフはホールを良い結果で回るためには、その結果に向けて最良の形になるよう、適切なクラブ、コースを考えて行なっていく。エクゼクティブも目標とする結果のために用意周到に準備を行なっていく。この姿勢はゴルフも会社活動も同じ事なのだ。
また、良い結果を得られるには、その前にどれだけ準備してきたかが重要というわけだ。
この本ではストンと落ちる、いい話しがいくつも載っている。このタイトルはなんかゴルフに興味ある人にしか興味持たなそうなタイトルなので、もったいない気がしますよ。
ビジネスで自分の会社を持ちたいなんて言う人は、一度読む価値あると思う。