社長はなぜしあわせになれないのか?

社長はなぜしあわせになれないのか?
唐土新市郎
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よく聞きますが、「社長になれば幸せになれるぞ!」と誤解される方が多いようです。
実際に社長業やっていますが、リスクは多いですし、思った以上に雑用も多いです。社長業の一番重要な事は、働いてくれる従業員のために心地よい環境をどうやって作ったら良いかと言う事を考える事と、仕事の責任をとること。この二つが重要ではないかしら。
そう思うと、実際の社長業って、そんなにいい物ではないですし、悲しいくらいに報われない場合もありますよね。

この本では、そんなちょっと疲れた社長さん向けに、よい社長って改めてどんな人なんだろうと間がさせてくれる内容がいくつも載っています。

たとえば、社長によくあるのが、社長自身が何でもできる、ある意味スーパーマンなのだが、結局一人で何でもやろうとしてしまい、社員が育たなくなってしまう。バタバタしているが、ちっとも落ち着かない社長もいるでしょうね。
また、最低な社長も。会社のおかねをちょっとづつ失敬してそのお金で自分の欲しい物を買って行く。カネカネカネと進めて行くといつかは、会社の横領となって、お縄になる事だってあるのですよ。

また、新しいもの好きの社長。新しい事を追う事は悪い事だとは思いません。でもこの本にあったように、新しい刺激を求めるだけに、動き回ると最悪です。手近の仕事でいえば、いつものお客さまを大事にしない。誰のお花芽で生活できるのか、わかっていないのでしょうか。また、下手すると奥さんほおり出して、新しいお姉ちゃんにしがみつくなんてことにもなりかねませんからね。

この本を読むと、改めて自分のおくべき目標とスタンスを見つめ直す事ができる一冊です。社長さんじゃなくても、ちょっと考え直したほうがいい人には、薄い本だから何とか読ませる事も重要なんじゃないんでしょうかね。


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