社長、狙ってるお客さん違っていませんか?

社長、狙ってるお客さん違っていませんか?
長谷部 光重
4837922368
秋田の税理士さんが書いた、地方から見た販売テクニックと顧客誘導の方法を書いた一冊。
ちょっとしたマーケティングの知識をうまく組み合わせる事で、商売繁盛を狙っている。
その例にでているのは、どの地方でもそうだけと思うけど、シャッターを下ろした店舗が多くなってきています。郊外に大型店舗があるとそっちに人の動きが変わってしまう。

ところが生き残っている店舗はしっかりある。生き残るどころか、最終的にはやってきた大型店は撤退していったそうで、地場のスーパーがしっかり生きている。
生き残る道はズバリ社長が先頭に立ってお客さんに奨める。
「○×さん、この前、あれ買ったから今度はこれどう?」
そうやって顧客のニーズを実際にお客さまから教わって商品をどんどん揃えていったそうだ。おかげでしっかり地道に育っていく。周りの店がつぶれたら、逆に買い取って駐車場にして有効利用。
そうやってしっかり「現場主義」「鮮度」「品揃え」
全て商売の原点で、実践していく。そのおかげでより会社が大きくなると。
このセンスは素晴らしい。学ぶところが多いですよ。

また、地方の会社にとって重要な事もいくつも書いてありました。
その一つとして、「東京に置かない」と言うのもあるようです。東京のデパートで売れば、たくさんのお客がつくかもしれない。でもそこには誰に売れたのかがわからない。
そこで地方だけで売る、そして宅急便のサービスなどをする事で、顧客名簿を作って、そこから商売繁盛に。なるほどねえ。
地方の考えも侮れませんね。


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