気の力

気の力ー場の空気を読む・流れを変える
齋藤 孝
4163692908
明治大学の齊藤先生の新作。
この本でも、子供が大好きな「にほんごであそぼ」のエッセンスが含まれています。子育てに使えそうなキーワードがちりばめられていたので、読んで見ました。

最近、「空気が読めない」と言う人がたびたび話題にでますよね。某辞めた大臣だとか..。
先生の論理だと、最近空気を読めない人が増えてきている。しかし日本の文化と言う物は、相手の空気を読んで行動する文化とも言える。世の中をきちんと渡るには、空気を読むと言う事は大事な事なのだぞ、と。
また、以下のようにも。
「気のセンスのない人が、人の気持ちを動かそうとしても、ほとんどの場合うまくいかない」
「仕事で成功する人の多くは、気のネットワーク作りがうまい」
気はなにげに重要な物です。気のセンスがつきそうな情報を追って行きましょう。

子供の気のセンサーの鍛え方はいったいどうするか。
先生は、「おんぶ」にあると。
おんぶをする事で、背中に感覚をつけて行く。子供同士でおんぶをうまく立っているためには、カラダを離れるとうまく立つ事ができない。しかし、相手に身をゆだねるとしっかりおんぶをする事ができる。
でも、このおんぶ。最近のおかあさんはする人が少なくなってきている気がしますね。私は、おんぶの方が腰が痛くならないので好きなんですけね。

また、ポイントになってくるのは背中。背中で感じると言う事も必要だけど、背中をシャンと伸ばす事で腹に力が入る。声が出る。

気遣いが出来なくなるとなにが困るか。それは、判断や先生な感情までコントロールする事が出来なくなる。感情が雑になると、文化程度も原初的になってしまう。だからこそ、しっかり気のセンスを持つ事は必要だと。

なるほどねえ。子供との対話や姿勢。そこに親はもっと気を使うべきかも知れませんね。
そして腹から声が出る子供に育てましょうかねえ。


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