マーサの成功ルール

マーサの成功ルール
マーサ スチュワート Martha Stewart 槇原 凛
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マーサ・スチュアートって一時期西友で、もてはやさせていましたね。彼女のブランド商品がいくつも展開されていた気がしています。
しかし、彼女に起こった株式のインサイダー取引にまつわる事件で、日本では一気に商品が無くなって行きました。
しかし、そこは再起の国のアメリカ。彼女はその時の体験を元に、この本を書き、また、カリスマ主婦の力をそのまま維持して、アメリカではまたマーサの番組をもって、商品の展開を行っている様子ですね。このただでも倒れない所は、マネすべき事かもしれませんし、マネできないタフさと、彼女がいなくても企業運営が続けられたマネジメントのすばらしさと言う事を考えれば、すばらしい経営者と言えるかもしれませんね。

この本は、その出所後に書かれた一冊です。収監された刑務所は比較的よい刑務所だったので、あまり過酷な経験はしなかった様子ですね。その中でも特筆はその収監中に出所後何をやるかプランを考えていたそうです。そこはさすがとしか言えません。

彼女の本を読んでいて思ったのは、本当に好きな事を仕事にする。そうする年ごとと言う気にならないと言う事ですね。だからこそ情熱が続いて行く。彼女の情熱はそこからきているとも言えるでしょうね。
そして、意地を張り過ぎていない所も彼女らしいと。何かあれば歯を食いしばって、って言うのが日本の根性論法ですが、彼女は、出来ないときは助けをよびます。

また顧客との連携も重要です。彼女は言います。
「企業家や事業家が顧客に喜んでもらえる事が自分たちの心からの願いである事を示せば、顧客は答えてくれます。」
求めているモノを知って展開する。その事ががどれだけ重要か。マーケティングだけじゃなくて、意見を聞く事の重要性も説いています。
そのためにも自分自身から一貫したメッセージを出し続ける事も必要と。そこが自分のブランドになるのですから。

やはり彼女は経営者としてはすごい。意見を聞く耳はすごい。こけても立ち上がれる所もすごい。元気のでる一冊でしたね。


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