次世代広告テクノロジー
織田 浩一 高広 伯彦 須田 伸
インターネットの広告の事に関して書かれた一冊。内容としては、今更ながらバーガーキングのサブサービエント・チキン[G]が書かれていたりする一方、ウェブ2.0のkizasi.jpといった比較的新しい内容や、炎上問題などこれからを語っている部分もあったりと、著者が多いだけに、ごった煮カンの強い一冊になっている。
使える情報なのかどうかについては、きっと賛否両論な本な気がするが、ネットに関してだけでなく、ゲームなどの広告事業に関しても触れているので、目新しさも感じられて、面白い所もあった。ゲーム内にもけっこう広告がでているらしいですよ。
また、企業ニュースがホームページ上では実は広告効果が高い事を載せていた点にも注目した。というのは、企業ブログなどを作成するに当たっては、その記事の量がロングテールに引っかかるということも言えるでしょう。
実際に何がヒットするかは、やってみないとわからない事も多いですからねえ。商売は何が切っ掛けになるかもわからなくなってきました。でも、それができるのは自社メディアを持つと言う事が重要になってきます。その点は考慮に入れましょう。
また、広告を作るならば、ランディングのページも研究しないといけなくなりますね。何ができるのか。そしてどうやってアピールするのか。その両輪が揃って初めてネット広告の成功につながると言えるのでしょうね。
- 織田 浩一、高広 伯彦、須田 伸、湯川 鶴章
- ソフトバンク クリエイティブ
- 1575円