12歳までに「絶対学力」を育てる学習法

12歳までに「絶対学力」を育てる学習法―すべての教科に役立つ万能の思考力を伸ばす
糸山 泰造
4794216270
地方の学習塾のせんせいが書いた一冊。

今までに見てきた生徒の経験から書いたのだろう。自分でも子育てと言うか、子供の指導法について思うところがあったのだが、なるほどと思う事も多かった。

この本では特に小さな子供時代には、反射神経の計算術にはまらないようにと警告を立てている。
なぜ、小さいときに闇雲に数字の計算をとくことを避けたほうが良いか。
それは、著者が言うには12歳までで思考が固まってしまうので、その前に文章題の問題をいくつもとくべきと言う事らしいのです。

例えば、計算だけを強くしてしまうとどうなるか、思考回路が育つ事が出来ずに、例えば数学なら文章題が、そして国語の問題も解けなくなってしまうとの事。それは困りますな。
ちなみに、某陰山方式は、朝の思考を目覚めるためにやっているので、外はないらしい。やりすぎがいけないと言う事ですよ。

そして、もう一つ困る事としては、計算を速くできるようになるには、小さい頃からの修練が必要と思われているが、12歳超えてからでも、練習次第で後からの方が早くなるとの事。
それよりも、イメージ力を持てる事が重要なのかもしれませんね。

特にこの著者の塾では、最初は文章題を見て、その文字にある内容を図化する事に力を入れると。
これは、最近の大人がやっている事ですよ。子供のころにイメージ図ができると言うのは大きいかもしれません。これは、ほぼ全教科に関係する事になりますからね。


12歳までに「絶対学力」を育てる学習法―すべての教科に役立つ万能の思考力を伸ばす

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