借金国家から資産を守る方法?資産防衛のプロだけが知っている!
前田 和彦
発売日 2004/07
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期待裏切られる
辛口だけど、面白かった
税理士から見ても、勉強になります
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借金国家ってどこ? 日本です。
ということで、これから来るだろう増税時代にどうやって日本に対抗するか、というのが書かれている本。サラリーマンのころだと、全部天引きだから、気がつかないけど、今は自分で確定申告をしている。そうすると、税金から、保険、年金と、けっこう払うものがあるので、その点は、実感として切実。
それじゃあ、正しい脱税本? いや、そういう本じゃなくて、あくまで、資産を守るには、どうしたら良いかというのが書かれています。
何から守るのでしょう? それは、国家が破産した時に襲いかかる魔の手から守ろうというわけです。
日本破綻となった時、どんな事が起きるでしょう。
書かれているのはこんな感じ。
公務員の総数・給料は、30%以上カットおよび ボーナスは例外なく全てカット
公務員の退職金は一切認めない
年金は一律30%以上カット
国債の利払いは5〜10年間停止
消費税を20%へ
課税最低限を引き下げ、年収100万円以上から 徴税する
資産税を導入し、不動産に対しては公示価格の 5%を課税、債権・社債については、5〜10% の課税、株式については、時価を正確に計算でき ないために、取得金額に対して1%課税
預金については、30〜40%カットする
大変な事ですなあ。
そして、預金封鎖が恐ろしい。デノミという名目の元「預金を返してもらう代わりに、減額しても良いですよ。」という文面を書かせて、その金額を国がちょろまかすといった、とんでもない事が、過去行われたらしい。
う〜ん。それに対抗するには….という事がこの本には書かれています。
この本は、まだ起こっていない事が書かれていますので、人によってはムーちっくに感じるかも。でも、起きないとも限らない。怖い話ですな。
ちなみに、わたしは、それに対抗するわけじゃないけど、外貨貯金はやっていますよ。もう少し積みたそうかなあ..。