雨の降る日曜は幸福について考えよう

雨の降る日曜は幸福について考えよう Think Happy Thoughts on Rainy Sundays
橘 玲

発売日 2004/09/10
売り上げランキング 85

おすすめ平均
橘ブシが味わえる本
真実とは
過激ですけど、かなりまっとうと私は思いました。

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 前作『?0お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 ? 知的人生設計入門』のように、日本の制度の欠陥を指摘しながら、何とか損をせずにどのように暮すか記述してある妙書。

 こちらの本は書き下ろしというわけでなく、週刊誌、新聞などに掲載していた連載を集めて再編集したもののようだ。この本は、見事に制度上の欠陥を指摘してくれるし、損をしないことについて語ってくれている。でも、読み終わったら悲しい気分になった。

 タイトルにあるように、「雨の日の日曜」な気分。確実にふえる国家の借金。期待できない年金制度。親の世代なら、何とか得られるかもしれない国家からの恩恵も、自分たちの世代ではまず無理だろうと考える。
 となると、自分でその工面を考えなきゃ、なんて気分になる。娘も二人育てる必要もあるし、教育面での欠陥も「ゆとり教育」なる、馬鹿文系の社会の流れもわからないような糞役人の思いつきでガタガタになった学校になんか入れたくもない。
 
 そんな風に考えると、何から何まで、自分でやんなきゃ。そして、出来ない分は、きっちり金を取って責任みてくれる、それなりの私学や会社を考えたほうがよっぽど健全なのか。そう思うと、日本もアメリカのように、経済的封建制度が、しっかり確立してきそうな気分になります。

 パパはしっかり稼がないとねえ。なんて、改めてふんどしを締める気分になるか、思いっきり諦めたくなるか。そういう意味でマジマジと、現実を見せてくれる、劇薬だなあ。良薬は口苦し。

 そんなわけで、ちょっと覚悟のいる一冊。でも雨の日曜にはこれくらい、メランコリーな本でも良いような気がした。どうせ、台風で雨が続いていたしね。

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