ブランディング22の法則
片平 秀貴
東急エージェンシー出版部
1999-10
売り上げランキング 4,850
おすすめ平均
マーケティングの本のこのシリーズ、非常に示唆に富むことが多く書いてある。というか、ブランディングに失敗していく例があるので、同じ失敗しないためにも、この業界の人は読んでいるんだろうなあ。
なんて思ったけど、同じ失敗を繰り返しているので、そんなことはないだろう。失敗したくない人は、読んでおけ! と、言い切れるくらいに、よくできた本だねえ。
そもそもブランディングって何だろう。ちょっと抜粋。
「ビジネスの観点からいうと、子女におけるブランディングは牧
場でのブランディング(牛に焼印をつける)にとても似ている」
要するに、市場内に、「あ! これはあの会社の製品だ」と一発でわかるように販促していくこと。ということで、そのために、どんな作業が必要か。そして、どんなことをすると、失敗するのか、というのが事例に沿って書いてある。アメリカで失敗例としていつも出てくる、ニューコークとクラシックコークの話とか(新しいブランド出しても、お客はほとんどついてこない。ニューコークは売れないのよい例?!)、ホンダ高級車のアキュラ[G]のように、ホンダブランドを冠せずにブランディングすることで、成功した例など、やってしまいそうな失敗と、目の付け所を詳しく書いてある。
ロゴの組み立てから、ブランドの設定まで。新商品を考えなくてはいけないこと。これをどのように、組み立てるか。きっと、よい助言が見えると思うよ。