「会計戦略」の発想法
木村 剛
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言わずとしれた、「木村剛[G]」氏の本。
要するに、会計をしっかり嘘なくかいて、オープンにする事で、会社の揺らぎをハッキリ出す。ウミを出せる。問題が早くわかる。
社長の首や業績の悪い部門の人を除いて、一番効率の良い会社の管理が出来るよ、と教えてくれる、そんな本。大企業向けに書いているけど、ポイントは中小企業だって使える事が多いよ。
基本的に掲載している例示が、大企業の事ばかりなのよね。中小の取るに足らないことかいても、なんの役にも立たないけど(笑)
強調している部分が、少しぶれている気がするけど、要は「人の振り見て、我が振り直せ」 オープンな経理システムを築いていこう、その姿勢がよくわかった。会計は個人的にも、重要性が身にしみてわかった事もあるんで、注目です。
ちなみに、組織を構成する5つの機能と言うのが会ったので抜粋
- 取締役会
- 収益部門
- 事務部門
- リスク管理部門
- 内部監査部門
この管理をうまく使って、オープンに組み上げよう。
そして、お互いがきちんとチェックする事で会計システムが会社の中が回るようになるわけだ。そのためのチェックポイントも五つ。
- ルールの存在
- ルールの周知
- ルールの定着
- ルール順守の検証
- ルール違反への対処
そして、企業のヘッドは以下の言葉を身にしみて理解すべきと言う事か。
「情報は川のごとし 川下から川上には流れにくい」
この一文だけは、身にしみますね。