会計のことが面白いほどわかる本 新会計基準の理解編

会計のことが面白いほどわかる本 新会計基準の理解編
天野 敦之

by G-Tools
先日お送りした基礎編つづいて、新会計基準のはなし。内容としては、最近改正された子会社と親会社の連結の仕組みや時価総額についてかいてある。会社提出の帳簿を見て株を買う人なんかには、どういう仕組みになっているのか、理解するのに、よい本だ。
 読んで見て思ったことは、今まで、会計の仕組みがどれだけ使い物にならなかったがかいてある(笑) これで、会計簿が一つしかなくて企業がやって来れたとしたら、奇跡としか言い様がないような…。 まともに経営する会社なら、税務署用に提出する帳簿のほかに、”経営用の帳簿”を用意しないと、とてもじゃないけど、会社の運営なんて出来ない。
 まあ、そこら辺をやってきた会社と、そうでない会社が生死を分けているのかなあと思ったり。

たとえば、昔の会計基準なら50%以下の株式数の会社ならば子会社と認められることはなかった。ということは、そこの会社に負債を任せてしまえば、親会社は健全な会社のようなふりが出来たわけだ。これが、問題なった隠ぺい工作だけど、最近は、”実質”子会社と判明されれば基準以外でも子会社になる。 だから、隠ぺい工作が出来なくなってしまった。だから、最近大きな会社の倒産話が出てきたわけだ。そして、会計会社もそのような隠ぺいに肩代わりすると、信用がなくなると、このようなことを認めなくなった。そういえば、最近は会計会社が会計内容を認めなくなって、会社の倒産が決定している話をよく聞くような。

 この本は、今までの会計操作をまとめてくれた本。そんな気がしてしまった。
「あ〜、あそこの会社はこうやってごまかしたんだなあ」
なんて見方で見ていると非常に面白い。

 小さな会社には、あんまり必要ない情報が多いけど、株式をやっている人には、相手の会社が会計操作をしていないか、チェックする最初の入門書として、もっておくがベターな気がした。

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