プロフェッショナルマネジャー

プロフェッショナルマネジャー
ハロルド・ジェニーン

by G-Tools
この本の著者よりも、ユニクロ[G]の柳井さんが大きくでている妙な本。でも、噂通り、なるほどが多い本です。
会社を大きくすることは、どんなことが起こるのか。社長の専門家が「経営者」について語る、と言う感じの本ですので、「社長志願者」は、本物の社長とはどんな仕事があるのか、知る上でとても学ぶところが多い本だと思う。

 社長において、一番重要な仕事とはなんだろう。
それは、
「経営者は経営しなくてはならない」

会社を経営するというのは、何かを成し遂げることであるし、やり遂げなくてはならない。その為に、社長が指揮をしなくてはならないのだ!

 いやあ、かっこいい本ですわ

 会社が大きくなって嫌なことは、状況が込み入って、誰が何しているかわからない。そして、どんな結果がもたらされたのかみえない。つながりが見えない。報告書はあるが、そんな報告誰も読まない。それじゃあ、ダメということで、とにかくシンプルに結果と問題、そして提案要求をあげることを進めている。確かに重要だよなあ。何がしたか見えなきゃどうしようもないからね。

そして、よいと思ったのはこの一言。
「会社を統率する人間は、その会社の人々が本当は彼(社長、上司)の為に働いているのではないことを認識しなくてはならない。彼らは彼といっしょに『自分自身』の為に働いているのだ。彼らはそれぞれに夢と目的を持って仕事をしている」

 この言葉が理解していない人が、どれだけ多いことか…。分厚い本だが、その厚みに意味がある、希有な本でした。この本は何度か読み直して、再びこのブログに登場するだろうな。


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