EQ こころの知能指数
ダニエル ゴールマン Daniel Goleman 土屋 京子
by G-Tools
「器の大きい人」 などと言った表現があるけど、多分そういった人が、この対象になるんだろう。心の指数「EQ」の本、読んでみました。
この本ですけど、恐ろしいほど手に入りやすい本です。というのは、近くにブックオフ[G]のような古本屋があると必ずと言っていいほど105円コーナーに置いてある(笑)。そんなわけで週刊ジャンプより安い本としてお気軽に読めるそんな本。
本の内容は、「短気は損気」 と言った事がつらつら書いてある。短気な人間は仕事でも家庭でも子育てでも悪影響が大きいと書いてある。足りないなあと思ったのは、それでは、どのようにして短気を抑えていくかという、ケアの面が薄い気がする。まあ、この本の役目はEQと言う言葉を普及させる事にあったか。
PTSDを解消する方法など書いてある。昔から子供は恐ろしい事があると「ごっこあそび」として取り入れ、恐ろしくないように遊びの中に切り替えていく。また、子供に付けさせるべき学習の仕方みたいなものは掲載している。物足りないけどね。
教育だけじゃなくて、情動にも気持ちがさかれる事になったのは、良い事だと思う。勉強できても、人としてダメ人間ならどうしようもないからねえ。
社会人としてじゃなくて、「おとうさん」として、読んでおいて良かった気がした。それでは、情動教育にはどんなものがあるか。これから、それについて書かれている本を探してみよう。そう思えた。