ケンカ哲学

ケンカ哲学
糸山 英太郎

by G-Tools
 ライブドアとフジテレビの抗争、激化していますね。そんな時にも、この人糸山英太郎[G]氏がこの話題についてこういったと。新聞に出てきます。いったい誰なんだろう、このおじいさんは…。そう思った次第で。で、調べてみるとご本人のサイトをおもちとか。糸山氏のサイトから出てくる情報が、また各ブログとか場合によっては新聞紙上をにぎわしたりしています。 たとえば、フジとライブドアの事についても語っていますし、ちょっと前に話題になったニートの事も。ページを覗いてみると、更新されてますね。今回の事もあってかM&Aのことだそうです。

 この面白いじいさん、いったい何者なんだろう。そう思って手に取ったが、この本。今のフジとライブドアの話題もあるんで、数倍面白く読ませていただきました。今こそ読むのに一番のタイミングかも。

 細かな詳細は著者の書籍を読んでいただくとして、カンタンにいえば、糸山氏は現在JALの筆頭株主。てっきり国有に近い企業化と思えば、そんなことはないんだと、妙にビックリ。それ以前にも、現在の元の会社新日本観光[G]を親族からとりもどす?といった事を始め、以前からよみうりランドを始め様々な株式取得による”ケンカ”を繰り広げてきたようだ。買いから入る手法で株式市場を動かしている。この「買い」から入るというのがかっこいいではないか。私自身も市場で空売りってあんまり好きじゃないから。なんとも爽快感ある言い口で、とんでもない事やっちゃているのが、まいっちゃいます。

 いやはや、たしかにあなた様のような市場に対して知識も経験もある方ならほりエモンに何か言っても、おかしくはないよなあ。とにかく、この人の発言には、ちょっと注目してみよう、そんな気分になりました。あと、私たちの世代の人間にとっては、ちょっと武闘派すぎるけど(笑) 、うらやましくもあるところが。そして、巻末の章に後書きに変えて「息子さんへの手紙」と言うのが掲載している。この部分はまさに我々世代への前の世代からの手紙なのかなあ、なんて思いながらしみじみ読んでしまいました。例えばこの一文。
「失敗は失敗で終わらせない限り失敗ではない。」

 というのも、私の亡くなったじいちゃんも、こんな感じでバリバリ仕事をやりすぎるくらいの人で、けんかっ早く、地元では結構力のある有名な人でした。そのじいちゃんの事が思い出されて、何だかしんみりした気分に…。また、もうすぐ墓参りの季節だなあと..。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ: