たった3日で売れ出すキキダス・マーケティング

たった3日で売れ出すキキダス・マーケティング?訊き出す、効き出す、危機脱す!
中山 マコト

by G-Tools
 市場調査の位置はむずかしい。マーケティングの本なんかを読むと、「無駄な市場調査が逆に顧客を購入から遠ざけている」なんて書かれているものあるくらいだ。それでは、本当に必要な市場調査はどんなことができるだろう。著者は「企画発送の支援形、調査方法」と称していたが、この本は何となくその回答に近づけているかもしれない。

 たとえば、調査方法に「グループインタビュー」というのがある。6人くらい集めて皆の意見を聞くと言うもの。でも2時間とすれば一人当たり15分。そこに回答がえられるのか。また、声の大きい人が主導権を握ってしまうという困った話もある。著者はそこの経験から、一番良い調査方法は、ずばり、「一人一人に聞くこと」 この方法で市場を開拓しているようだ。
 たとえば、お客さんから「お弁当の脂っこいものがいやなんだけど」 なんて話があれば、油を抜  いた商品を開発、なんて仰々しい事をやらずに「油抜きました」と、揚物を抜いたお弁当を作ればいいなんて、発想も。

 それじゃあ、キキダス方法とはどんなふうにしているだろう。
 順番に方法が載っているので引っ張り出してみると

  1. 商品を決める 聞く人を決める
  2. 何を聞くのか決める(でも面白い話は意外に決めた意外から来ることも)
  3. 聞く場所を決める(案外公園でよいらしい)
  4. 訊きだしかたを考える(どうやって本音を出すか)
  5. 訊きだした事を記録する
  6. 訊きだした方法を分析する

と、こんな感じな手順になるとか。詳細やコツは実際に本を読んでみて欲しい。基本はどこまで相手に本当の事を話してもらえるかと言う環境をもつことのようかな。


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