超・営業法

営業法

 私も、正直営業が得意な人間ではない。いや、ハッキリいえば、不得意な人間のひとりだ。
 それにしても、この「超・営業法」は、そんな人間からすれば、身もふたもない、そうとしか言えない。まるで棍棒を後頭部にたたきつけられた気分になる本だ。
 あくまで、筆者は「行政書士」むけに本を書いているが、ここに書かれているノウハウはほかの業界でも役に立つ事が多い。いやさ、私の仕事にもがっちり当てはまる。

 この本の主題は広告戦略をどのようになっていくか。そこに尽きる。ここまで具体的に書いてくれた本というのはめずらしい。その広告戦略を説明する件として、こんなふうに書かれている、
「僕は一万円札をライターで燃やして生きているのです。今鳴った電話一本のため、今きたメールひとつを受け取るために札束を燃やした結果、それらの問い合わせが来ているのです」と…。

広告をどううまく使っていくか。作者は行政書士を開業した時に着実に資金を広告に使って、認知させていきながら仕事を増やしていったらしい。やはり人が足りなくなって困りながらも着実に業績を伸ばして、一年目にして一千万を得ていったらしい。
 広告というのはやっぱり大事。やはり新規で仕事を取りに行っても普段どんな行動している人のか分からないと、やっぱり相手は警戒してしまう。そこで、広告のイメージとメールなどを使ってお客様に少しずつ警戒感をなくしてもらっていく。営業の常套手段だ。

私も、最初は講師などしながら食いつないでいったが、(というか、講師業自体はとても好きだ)少しずつ、サイトなどをやりながら、いろんな人に認知していって、お客さまを増やしていった。だから、広告媒体はほとんど使った事が無い。この作者さんにいわれると、きっと社長失格なんだろう(笑) 
 でも、やはり一番怖いのは仕事が多くなりすぎてしまったときの恐怖。「自分のための仕事ではなく」、「仕事のための仕事」となってしまう。作者は同業者というよりも、同じ志を持った人間を集めてこなしっていたようだ。
 広告と仕事と従業員。正直このバランスが社長として一番難しいのだが、とにかく「大きな会社をつくりたい」と思うなら、ぜひこの本をよんで、自分なりの対策を考えてみる、良い機会になるんじゃないか。わたしも、何人かどうしても一緒に仕事を共にしたい人がいる。そのためにはお金と仕事が必要だ。
 すこし、この人の考えをまねて、できることを実行してみたいと思う。


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