黄金のおにぎり

黄金のおにぎり
高橋 朗

by G-Tools
 変な表紙(笑) 筋としてもちょっと変。
 でも、起業経営の基本的な事、マーケティングに関する基本的な事項。そして、直面するだろう経営問題など、わかりやすく、お話調で非常に読みやすい。
 ポイントになる事柄はマンガになっているのでイメージ作りに役に立つし。とにかく他のビジネス系の本を読まないだろう、そんな人たちをターゲットにしているのがよくわかる。あとは、商品を手に取ってもらう工夫さえてしてあれば、きっと売れるだろう。そんな気がした。ということで、「良い本だよ」と、クチコミに参加してみようと思う(笑)。

 おにぎり屋の成長過程をとおして、おにぎりと言う商品をとおして、ブランドの設定(こだわりのおにぎり!とか、おにぎりの固さやトッピングなど)、会社における人の立場(得意な人に仕事を渡してしまう事で、社長に別の仕事をやらせよう)ということがよくわかる。

 この本を読んでみて思ったのは、「会社」と言う仕組みをよくわかっていない人。例えば大学生とか、新入社員。そんな人が読んでみると、別の感じを受けられるんじゃないかなあ。それは、会社と言うものを理解せずに、目の前の仕事だけをクリアーしている、そんな人たちは、大きな目で見ると、「会社」ってなんの作業をしているのか、別の視点で感じられるんじゃないかな。

 そういう意味でも、かなりおすすめな本です。個人的には☆☆☆☆☆をあげたいくらい。
 でも、この話のように、とんとん拍子でうまくいく事などめったにないから(笑) そこは差し引いて読みましょうね。


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