考える技術
大前 研一
大前研一氏のベストセラー。一時期、本の紹介系ブログでは、結構紹介されていましたねえ。私もちょっと前に読んだけど、何となく放ったらかしてました。
考える技術というタイトルですので、考える技法がいっぱい載っているのかなあと思ったのは、大前氏の本、ほとんど読んだ事ないからでしょうか。いままで、大前氏がコンサルタントの業務を行いながら、どのような思考方法、そのトレーニング。また、結果を導きだしか、と言うのが中心のようです。いままでに書かれていた本では「企業参謀」と言う本で、詳しく書かれているようですな。そっちが気になる事に。
でも、思考術としては、なるほど思える事も多く参考になりました。問題解決法のトレーニングでは、会社の行き来の時間、30分ほどを使って会社問題に関する解決を施策したり、コンサルとして「提言」は一つであると認識したり。
それもあるが、フィールドインタビューの重視や業務の集中など今ではコンサルに関する本を読めば割合でている事でも、彼の論法にそって言われると、より明確に出てくる。やはりその点は、氏はすごいのかもしれない。
掲載されていた中で「成功のパターン」と言うのがあったので、ついでに紹介。なんか身にしみる。
- 事業領域の定義が明確にされている
- 現状の分析から将来方向を推察し、因果関係について簡潔な論旨の仮説が立てられる
- 自分のとるべき方向について幾つか可能な選択肢があっても、どれか一つに集中する
- 基本の過程を大切に、状況が全て変化した場合を除いて原則から外れない
企業参謀?戦略的思考とはなにか
大前 研一
実戦!問題解決法
大前 研一