金は天下のまわりもの

金は天下のまわりもの?金儲けできる人できない人
泉 秀樹
4766208587
 最近でも、イラク戦争は、「石油」という”利権”が発端で戦争が始まったなんて言われています。世の中の戦争は、「名誉」の為、なんて話はほとんどなく、「金」がだいたいの発端です。この本では日本の過去を振り返って、「つくづく、人間って経済的な生き物なんだなあ」などと、思えてしまうエピソードをふんだんにちりばめています。
 
 「金」が発端で起こった戦争。武田信玄が駿河に攻め込んだ目的は「海」。持っていた金山の力を元に、海外にでてアジアでも貿易活動を活発にしたいとの希望かららしいよ。
 他にも歴史の裏側も。
 たとえば、ポルトガル人によるキリスト教の布教。日本では秀吉がキリスト教が禁止していましたが、これは決して宗教だけがいけないと言うわけではなかったようです。
 ポルトガルは貿易で得た金銭を、まわりの諸侯に貸していたらしい。その借金のかたに所領をもつということがあったらしい。実際に長崎の一部は借金の返済としてポルトガル人の土地(植民地)となったと言う事が。
 秀吉はそれを察知し、激怒して追い払ったということだ。その後のキリスト教虐殺に繋がったとか。うーん。このように説明されるとなるほどと言う事だよなあ。「廂を貸して母屋とられる」ってことわざもあるからなあ。

 ともかく、こんな感じで歴史に出てくる経済事情がいろいろとでてくる。学校で教える普通の歴史とは、違った目で見られるので、おもしろいよ。経済というか、「お金」のことが好きならぜひね

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