中野 恵美子 / 佐藤 伸哉監訳 / ピーター・ヴァン・ディジック著
今回から、試しにBK-1でアフォリエイトのリンクを付けてみます。アマゾンだと便利なのは確かなんですけど、自分も本を買うので、自分が買っても3%つくBK-1にしばらく乗り換えてみようかなあと。
さて、情報アーキテクチャのこの本は以前紹介したオライリーの本から、デザインに関する部分だけをうまく抜きだし本、という感じでしょうか。オライリーの「Web情報アーキテクチャ」は、WEB設計の段階から、ユーザーの認識する条件まで設定して行っていましたけど、ここでは、あくまで表面的な、動きが中心。なので、難しいことは少なく、理解はしやすいかと。でも、情報アーキテクチャの面白いのは、設計とユーザーとの対応部分なので、デザインするためのお約束事をデザイナーに確認させるために用意すべき本と思ってもらえるとよいかもしれない。
例えば、申し込みなどの情報をトップに持ってきたいときに、どうやったら、登録しやすくなるか、また、最もニーズの高い情報をどの位置に置けば直感的になるかといったことを、ワイヤーフレームにまとめる方法や情報へのラベルなど、細かい所から目を配らせる方法が書かれていく。
DTPとの大きな違いは、やはり、「ユーザーにオペレーションを行わせる」というのがWEBには必要が出るからだろう。そこは意識しないといけない。
オライリーの本は、とても良い本だ。私の仕事のバイブルの一つ。でも、すごく読むのに敷居が高いし、やっかいな本でもある。そういうわけで、まず、どんな感じ?とおもうなら、手に取る価値はあるはずだよ。