損から学ぶ株式投資?身銭を切って学んだ知恵
近藤 克也
身銭を切った話が読めるというので、読んでみたかったのですよ。そんな話なら、大歓迎。
この本では、著者が実際に株の取引を行って感じた事、経験した事が書かれています。それも失敗の事に関しても。この点が、非常に好感が持てました。私が気になったポイントは、こんな感じ。
- 知ったが病 あなただけよ、と言った情報なんて、実は皆知っている。それに引っかかって、損するだけかもよ
- 蘇る亡霊 株の基本は実は単純で平凡。トリッキーでない基本的なボックスによる投資とか、案外まだまだ使える手段だったり
- 無理な注文は出さない 今日だけしか儲からない。そんなことはない。儲かるなら明日も儲かる。駆け込み購入なんて、後でビックリする事があるかも。
- 休むならいまだ やられたー。損きりしたら、そこで休んじゃいけない。損切りを完了してドテン買いなり売りなりして取り返すのだ。休むのは勝った時に。勝ったあとは浮かれて変な銘柄買う事も。
などなど、役に立ちそうな情報が。実地で得た知識。あるある〜なんて言いながら楽しく読ませていただきました。