キャズム
ジェフリー・ムーア 川又 政治
ハイテク産業に関わる人間は、全て読むべきと言われているマーケティング本。やっと読みました。噂にたがわぬ素晴らしい本ですわ。これ。
そもそも、著者のいっているキャズムとは、ビジョン先行型の『アーリーアダプト』と価格と品質重視。そして進歩的な多数派、『アーリーマジョリティー』の合間にある部分のことをさす。
なんていってもよくわからないから、図いいのないかなあと、ググってみたら何となく同じものありました。
外国のブックレビューですけど、しっかり図付で。
http://www.writersblock.ca/summer1998/bookrev.htm
で、例の図は、これね。
http://www.writersblock.ca/images/book4.gif
さて、そんなキャズム。どうしてそこに落ちてしまうのか。
自分の仕事でもあるのだが、ニーズが複数あると、そこには大きな市場があるように勘違いしてしまう。しかしそれは、初期市場における特殊な受注であり、必ずしもメインストリームでのニーズではないのだ。なので、特殊な商品をメインストリームで対応できるよう、製品の再吟味が必要になってくる。これを理解しているか、いないかで、その企業が大きく変わってくると言う訳だ。
それでは、キャズムを越えることが出来るかどうか。それをテストするには、以下の文章に適応できるかどうか。まあ、詳しいことは本を読んで下さい。
あなたの製品は
(1)で問題を抱えている
(2)向けの
(3)製品であり
(4)することができる。
そして(5)と違って
この製品には、(6)が備わっている。
しかし、この本は素晴らしいことを言い当てている。
読まなきゃ損とは、まさにこの本の為にあるかもね。