あなたが変わる「口ぐせ」の魔術

あなたが変わる「口ぐせ」の魔術

口癖

 口癖といえば、聖幸さんの「俺と百冊の成功本」でよく書かれている「ツイてる」という言葉。このを言い続けると本当にツイてくるようだ。そして実際に彼はついてきている。その大本といえば、今年の納税ランキングナンバーワンの斉藤一人さん。彼の本「変な人が書いた成功法則」が由来のようだ。私も、この本を読んだ。面白い。とにかく口に出して見たくなる。「ツイテル!」「とっても豊かだ」と。

さて、今回取り上げたこの本だが、きっと、こんな感じの延長に当たる本だろうと思っていた。ところが、思ったより深い。面白い。以外に楽しませてくれる素敵な本だった。

この本の筆者自身が、医学博士、農学博士、経営学の修士号を持っている、実際にどこかの名誉教授の方らしい。科学的な裏付けが付いている、そんな本だった。

たとえば、よく口にする言葉、「そんなお金無い」なんて言葉を発ししてしまうが、その言葉が実際に自分に跳ね返ってくる。そうすると、自己暗示にかかってしまい、本当に「そんなお金がない」といってしまう人になってしまうらしい。

そういえば、最近困った事になっている小学生の殺傷問題。事の発端は掲示板の書き込みによるものだったらしい。物事の大きさ的には小さい事なのだが、掲示板の書き込みが問題になった事が、私にも経験がある。
 10年くらい前になるだろう、まだインターネットの始めのころ、ブラウザがNetscapeが出始めのころなのだが、大学の掲示板に、ひたすら人の中傷を書く人間がいた。それを私の教授の号令のもとやめさせるよう、奮戦した事があった。
「リアルでやれば一撃だが、それでは、彼にとっては将来とんでもない事になる。ネットの事はネットで、解決してみなさい」
その教授の言葉だ。

今になるとその言葉の重みも感じてしまう。言葉はその時の思いつきに過ぎないが、WEBに記載する事というのは、ずーっと残ってしまう。直接言えば、その場でサラリとすんでしまう。しかし文章として残すと、書かれたほうとしては、何度も読んでしまい、書いた人間の想像以上の精神的苦痛を与えてしまうものだ。

このことをさらに痛感したのは社会に出てからでもある。言葉とは、そのくらい恐ろしいものだと思っている。だから、私はできるかぎり苦言はWEBやメールに残さないようにしている。それは、自分にとっても、相手にとっても問題の根っこを残さないようにするためでもある。

話はそれたが、そのくらい、言葉、口癖って怖いものなんですよ。少しでも、周りが楽しいこと。うれしい事を言って、楽しく過ごしたいものですね。


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